死神になってしまいました\(^o^)/②
なかなか書けない…
とりあえず、立ち話もなんなので、と魔王と名乗る人物に応接室へ案内された。応接室は結構シンプルで、ソファ二つに長テーブルが間に一つあるだけだった。
向かい合って座り、魔王がおずおずと聞いてきた。
「えーっと、どこから話せばいいですかね?」
「全部。」
「わかりました。部下の者を呼んできます。」
そういって魔王は部屋から出て行った。
「(んー、落ち着かない…どうしたものか…そういえば目覚めてからしばらくたってるけど、腹が減らないな…気のせいか。)」
「お待たせしました」
魔王の声だ。
「アッハイ。」
扉が開くと、魔王の横に小さい黒い塊が見えた。
形は丸っこい。球体の真ん中にはギョロギョロした一つ目がある。よく見れば球体の後ろに翼が生えていて、パタパタと動いていた。
「えー、これは?」
「魔物です。いわば、魔王軍の歩兵のようなものです。この魔物は普通の魔物より知能も戦闘力もはるかに上であるので、あなたの教育係にピッタリかと思いました。」
魔王がご丁寧に説明してくれたが意味がわからない。
「教育係?なんですかそれ?」
「それでは私はこれで。あとでまた来ますので、それまでに彼にいろいろきいてください。」
「え、ちょ…」
自分が言い切る前に魔王は部屋をでていってしまった。目の前には黒い球体。
「どうすればいいんだ…」
状況に戸惑いながら球体を見つめていると、
「あんまりじろじろ見ないでください。」
黒い球体(魔物)がしゃべった。
「キェェェェェアシャベッタァァァァァ」
「聞いてますか?」
「ハイ、すいません、聞いてます。」
ちょっとふざけたつもりだったが、冷酷に言われ謝るしかなかった。
「知りたいことを聞いてください。」
といってきたので、早速聞いた。
「まず…俺は一回死んだよな?」
「はい。一年前に一度死んでます。」
「やっぱりそうだよな…は?一年前?」