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死神始めました。  作者: 一版 仁
異世界で死神に…!?
4/11

死神になってしまいました\(^o^)/①

前回の後書きでネタバレをしてしまいました、すいません

異世界転生します、ハイ


……ずいぶんと長く、眠っていたきがする。

瞼がすごく重い。

「(…ん?なんかおかしいぞ…?)」

背中に柔らかい感触がある。

「(これは…ベッドか?)」

「(…ちょっとまてよ…?俺は屋上から落ちて死んだはず…。まさか…助かったのか…!?そしてここは!病院のベッド!)」

希望に満ち溢れて自分は目を開けた。

するとみえたのは、病院の白い天井ではなく…ドス黒い色の天井だった…。

「(!?なんだここは…!病院…じゃないよな。どうみてもなんか禍々しいし…)」

よく耳を澄ませると遠くから声が聞こえてきた。

「まだ起きないのか!肉体の再生は済ませてあるんだろ!?」

「肉体の再生自体は済んでますが…一部の機能が停止しており…もしかしたらこのまま目覚めないかも…。」

「冗談じゃない!あんなに頑張って女神共のもとから魂を盗んできたのに!殺されるところだったんだぞ!もうやだよぉ…」

そんな会話が聞こえてきた。

「(聞いたかぎりでは、上司と部下の会話に聞こえるが…ん?声が近づいてくる…こっちに来る!?)」

よく意味のわからない会話だったが、とりあえず逃げなきゃいけないと思った。

自分は昔から厄介事に対する敏感さは異常といっていいほど、いい。だからなんとなくわかる。これは嫌な予感がする。

だが、さっきから体が上手く動かない。

「(どうすればいいんだ…!これはもう巻き込まれるしかないのか!?)」

少し諦めムードになっていたが、だんだんと体に感覚が戻ってくる。

「おぉ…?いけるぞ…!よし、逃げよう!」

すぐさまベッドから飛び起きた。よく部屋を見ると、壁や天井の色は黒いが、部屋にはベッドが数台並べられており、雰囲気は病室だった。

「とりあえず、速く逃げないと…外にでよう!」

危機感と使命感に突き動かされ、病室の扉を開けた。

「よし!このまま外…へ…!?」

希望に満ちた顔をしていたが、一気に表情が青ざめる。

目の前に、ごっつい鎧を着て、頭には角を生やし、凄い悪役顔の大男が立っていたからである。

「結局巻き込まれるのか…俺は…。」

絶望していると、目の前の大男は目をうるうるさせながら、大声で叫んだ。

「やっっっっと起きたああああああああ!よかったよ俺どうなるかと思ったもん!よかったあぁあぁ…。」

男はついに泣き出した。そして

「あ…。」

と、一瞬素になったかと思ったら、男はすぐさま床に膝をつき、腰を折り、頭を床につけた。どう考えても土下座だった。

「えーっと、どういうこと…?」

とりあえず聞いた。するとこんな返事が帰ってきた。

「えー、えーっとですねー…。ハイ、一から説明させて頂きます…。」

「お…お願いします…。」

なぜか丁寧な口調で返され、こちらもつい丁寧になってしまった。

というかギャップが凄い。

「私の名は、魔王といいます。よろしくおねがいします。」

「へ…?」

唐突に告げられ、どう反応すればいいかわからなかった。


良い子のみんなは自殺なんてしないように!

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