高校生、斉藤健。
初投稿です。使い方がまだうまくないので、読みにくいことがあったらすいません…
最近異世界転生が人気なのかわかりませんがとりあえず便乗。
暇ができるたびに書いていきたいとおもいます!
「今日も屋上で食うのか?」
背後から声をかけられ、ついビクッとしてしまう。振り向くと、担任の佐藤先生が呆れ顔で自分をみていた。
「えぇ、まあ」
適当な返事を返し、屋上へ向かう。屋上にはベンチがあり、そこがいつも自分が昼食を食べているところだ。屋上には大体いつも自分一人であり、とても静かで居心地がよく、いつしかいつもここに来るようになっていた。
「あぁ、今日も静かだ…」
自分の名前は、斉藤健。ごく普通の高校生である。いや、普通より「地味」のほうがしっくりくるか。成績は常に中の中、運動能力も普通、そして友達は高校に入ってから一人もいない。そしてなにより影が超☆薄い。
「はぁ…」
毎日毎日、屋上へきては将来に悩み、ため息をついていた。そして毎日毎日、なにか行動を起こそうと思うが、家に帰っても行動など起こす気配はなく、ひたすらラノベを読んでいた。
もはやこれが日常だった。
「なんか…こう…異世界転生とかしねーかなぁー…」
ひたすら願う斉藤健であった…。