第一シリーズ
★おおまかに
・暗雲たちこめる貴族たち。
・戦争数秒前。
・なぜかあちこちで暴走するツクモ。
★三人の動き
蛍 王族復活のため宝を探す。
徐々に愛華が黒幕(SPITZ)に加担していることを知る。
姫魅 蛍を追いながら、宵狐を探す。
その間、SPITZに次第に追われ始める。
慰鶴 楽しそうなので蛍と姫魅について行く。
後にジョニーが三人を守り、慰鶴に「2人についていてやれ」と言う。
※この時のジョニーのポジションは、まだ魔法使い学校の校長。
★内容
第一歯 「窓ガラスの軌跡」
逃げ出した蛍は宝石などを売って、生活費を賄っていた。
ついに王位の証であるネックレスを売ることになり、足が付いてしまう。
ネックレスを売ったことで追われる身となってしまった蛍。
逃げる最中に、牛乳運びのアルバイトをしている姫魅と出逢う。
姫魅がさり気なく魔法を遣い(読者・蛍には何が起こったかわからない)蛍を助ける。
自転車の後に蛍を乗せて逃げようとする姫魅だったが、体力が持たず結局蛍が漕いで逃げる。
蛍の傷を手当てする、と姫魅が申し出るが、蛍は拒否する。
結局、ネックレスは蛍の手元に戻る。
Key:何かに追われている主人公と不思議な少年。
第二歯 「めっちゃおいしい」
ネルと姫魅の不穏な空気から始まる。
「昨日、何かあったのか?」「関係ないだろ!」の問答をして、家を出る姫魅。
蛍の下宿先でアルツハイマーフラグが立つ。(宵狐が関わる)
「この街で何かが起こっている」と感じ、街に出た蛍が宵狐に遭遇。
蛍が姫魅と間違えて声をかける。
「あんた、昨日の」「誰だ、お前」
冷たく言い放ち立ち去る宵狐だったが、小さく「ここにいたのか」と呟く。
宵狐の呟きに、月香が小さく首を傾ける。
第三歯「天ぷらサクサク」
蛍が下宿先に戻ると、家主に不審な動きがある。
家主が九十九に喰われる。(読者・蛍には何が起こったのかわからない)
蛍が逃げた先で、肉体労働中の姫魅と遭遇する。(ここでネックレスを落とす)
「あんた何でそんな似合わない仕事ばっか選んでんのよ!」
ネルの言葉が脳裏に浮かぶが、魔法で闘う姫魅。
しかし、九十九に喰われた家主は強く、苦戦する。
突然家主が吹っ飛ぶ。(描写は無いが、宵狐が助ける)
何とか助かった蛍と姫魅、お互いに帰る場所が無いということで途方に暮れる。
とりあえず礼を言う蛍に照れる姫魅。
蛍が兄を探している、と姫魅に言う。姫魅もまた兄を探していることを告げる。
(王族、カラス族については伏せておく)
姫魅が歌う。
第4歯「冴えてる」
慰鶴の家から描写が始まる。
(ここで貴族=魔法使いであることを説明)
蛍と姫魅が襲われた下宿先にて、ジャッカル初期メンバーが活動をしている。
「ネルさん、俺もついてっていい?」
「サンに怒られるからダメだ」
慰鶴が蛍の落としたネックレスを発見し、装着してしまう。
その後・・・
・姫魅の村を襲ったのが愛華だと判明する。
・宵狐と姫魅が再会。
・蛍と愛華、涼風が再開。
・問題を解決して、蛍が再び王女として迎えられる。
群衆の前で、演説をする蛍。
宮殿の窓に立ち、紙ふぶきの舞う中で笑顔になると、王族制度を廃止します!」と宣言。
・愛華、涼風、宵狐が戻り、とりあえず落ち着いて第一シリーズ終了。
★王族制度廃止について
王族は国の象徴ではあったが、それ故に貴族に利用される危険が常にあった。
できる事も規制されていたため、あえて貴族「もものけ家」に戻り、他から支配されたりすることを防ぐことを目的とする。
王族廃止後は、あくまで一貴族として他家を統括していくことを目指す。
紫陽花の遺言である「貴族と平民が手をとりあって暮らせる社会」を作るために。