響け!ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部のパーカッションパートのオーディションはどのようにおこなわれたのか? ⑦
そして、このパーカッションパートのオーディションについてのもうひとつの疑問は、実際のオーディションをどうやっておこなうのかということだ。
たとえばシンバル。
この楽器を軽んじるわけではないのだが、この楽器のオーディションを単体でおこなった場合、非常に微妙な状況になりそうな気がする。
もちろんパーカッションパートも、マリンバやハープのようなメロディを奏でる楽器は、他のパートと同様なオーディションは可能だろうが、大部分はその名のとおり打楽器であるからそれ単体でのオーディションは厳しそうである。
正確なリズムを刻み、そこに強弱をつける。
選考する方もストレスが溜まりそうだ。
メトロノームを使用して演奏するということも考えられるが、アンコン編を参考にすれば、釜屋つばめのような部員が高得点を得るものの、本番で問題が露呈するということになるため、これはないのかもしれない。
では、他の楽器パートとともに演奏をするというのはどうだろう?
これであれば他の楽器とのバランスや相性も確認できるし、複数の部員をまとめてチェックできる。
競合しているパートを入れ替えて演奏し、よりよい組み合わせを見つけることができそうである。
ということで、これがこのパートのオーディション方法の解ではないだろうか?
もちろん録音したものを流すのか、生演奏なのかはわからないが。