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響け!ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部のパーカッションパートのオーディションはどのようにおこなわれたのか? ④
厳密にいえばフルートやクラリネット、サックスも音域によって数種類があるのだが、パーカッションパートほどの違いはないように思えるし、そもそも最初にその楽器を手にした瞬間に担当パートが決まるのでパーカッションパートほどの問題はないと思われるので、とりあえずここではパーカッションパートだけに絞って話をする。
まず、パーカッションパートで扱う楽器をいつ選ぶのか。
それから、それを誰がどうやって決め、変更はないのかということも重要な要素となる。
たとえばパートリーダーの井上順菜はアンコン編での多才ぶりから考えれば、シンバルだけを担当させるのは勿体ないようにも思えるし、同じくアンコン編では井上順菜と釜屋つばめを除くパーカッション部員が参加した「打楽器七重奏」では七人のパートはコンクールメンバーも違う楽器を担当していることから全員が多くの楽器を演奏できるように相応の練習をしているものと考えられる。
それを踏まえてパーカッションパートのオーディション方法をいくつか考えてみたいと思う。