アノウレッジレビオド
「早くしないとやばいわよ?ここの大学のPCは全部ひとつの大容量ドライブに繋がってるんだから今すぐ元通りにしないとすぐバレるわよ。」
兎鯽は1度深呼吸をして閃いたように言った。
「大容量ドライブ初期化しちゃおう?使えなくなるよりかデータが吹っ飛ぶ方がマシでしょ。ということで保存室に行くよ。」
「何言ってんのよ?あなたは世界一の天才なんだからどうにか出来るわよ。」
「天才にだって得意不得意があるんだよ。こうなるなら中途半端にCUP言語使わなきゃ良かった。
」
対処しながら後悔する兎鯽。
「CUP言語使ったの?!CUP言語でその動作の遅さじゃ、今恐らく数京ぐらい複製されてるんじゃないかしら。そして複製された人工知能がARオブジェクトを生成してるのね。」
「いや、アンリアルのように使えるわけじゃないから精々数万だと思う、とか言ってる暇ないかもなぁ。動作が軽いCUP言語が優先されちゃう。アンリアルの家知ってたらなぁ。いつも来るの遅めだからまだ来てないだろうし。やばどうしよう。」
「全く。これが世界一の天才の日常って聞いたら全世界の人々が気絶するわね。そのPCの電源切ればいいじゃない?ほら、コンセント抜いたら複製止まるでしょ?P言語で消去手伝ってあげるから別のPC用意して?」
「あ、ありがとうございます。ベチトス様。我の命は救われました。」