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非完全哲学論理的思考

「ねぇ、さっきのカフェテラスの机。形が違ったけれど幻を見せる技術なのに現実空間との差が出来ちゃうんじゃないの?」

「あれは触れるよ。サブリミナル効果を使ってるんだよ。」

「わかんないわよ?兎鯽の事だから絶対に錯覚するって思ってサブリミナル効果じゃなくてプラシーボ効果が発動するかもよ。」

「いやー。流石にないと思いたいけど。

あーあ。やめだやめだ、やっぱりベチトスのお母さんが早くViRW完成させてくれないかなぁ。これじゃ実用的じゃあないよ。」

兎鯽は諦めたようにもう一度風景を投影して景色を眺める。

「不可能かもしれないらしいわ。」

「嘘?DVRは出来たのに?」

「ViRWは脳にとても負荷がかかるみたいよ。リアルとバーチャルのふたつの情報を脳に送り続けるから。今だと脳で処理しきれなくて激しい頭痛と目眩と意識白濁とか色んな症状が出ちゃうみたい。」

「つまり、DVRはバーチャルの情報だけを与えてたからリアルで生きてきた人間の脳で処理できるけど触れる世界がふたつになったら脳がワークオーバーになるのか。じゃあリアル情報を1度バーチャルに落とし込んで合成して脳に送り続けるのはどう?」

「お母さんは嫌みたいよ。それでは人間が本来暮らしてきた空間とバーチャルが合成されてないからって言ってたわ。」


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