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「そうだったんだ…。じゃあ梨央に感謝しなきゃだね。」
私の言葉に大澤君もそうだな、と同意する。
大澤君は私を抱きしめるのをやめて、手を差し出した。
「明日休みだろ?俺明後日東京に帰るからそれまで一緒にいよう。静香の家に泊まらせてよ。」
さりげなく私を名前呼びした大澤君に私は驚きつつも嬉しくなり、うん!と手を繋いで歩きだす。
「静香、もう絶対離さないから。俺と付き合ってくれてありがとう。」
隣を歩きながら私を見つめてそう伝えてくれる大澤君に私は目に涙を浮かべながら頷いた。
「大好きだよ、春樹…。今までも、これからも!」
私が笑顔で春樹の方を向くと、ぷいっとそっぽ向かれてしまった。
「何でそっぽ向くのー、ひどくない?」
つないだ手にぐっと力を入れると春樹は私の方を向いてちゅっとまたキスをした。
「こういうこと、したくなるから外であんま言わないで。」
かああっと顔が真っ赤になっていくのがわかる。晴樹が…晴樹が甘すぎる…!
今までこういう雰囲気になってないから慣れてないのに…!
そんな私の様子を見て春樹はふっと優しく笑った。
つられて私も笑ってしまう。
これまでの1年間は思い出と呼べるものはあまりないけど、これからたくさん作っていけるといいな。
私は社会人、春樹は学生でなかなか会えないときもあるだろうけど、仲良く過ごしていきたいなと思う。
私の住む寮に春樹と一緒に帰り、甘い時間を過ごした次の日、梨央にご飯おごれと朝8時に電話で起こされたのはまた別の話。
拙い文章ですが、読んでいただきありがとうございました。
ヒーローはクズにしようと思っていましたがそこまでクズにはならなかったかも…。あと展開早すぎたかもしれません、ごめんなさい…。




