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大澤君は私の右頬に手を当て、腰にもう片方の手を回し、そのまま自分の方に引き寄せた。


ぐっと顔が近くなり、私は呼吸の仕方を忘れてしまう。今日のお昼何食べたっけ、口臭大丈夫かな、と頭の中がパニックになる中、大澤君は私に問いかける。


「川崎、俺と付き合ってくれる…?」


この状態で告白の返事を聞くなんてずるい!と思いながらも大澤君の顔を見つめてしまう。


「ねえ、返事は…?」


少し低めの声で問われ、私は何も考えられない中、

「はい…」と答えた。


私の答えを聞いた大澤君は私の顔を引き寄せてきた。え?と思った瞬間には唇が重なっていた。


ちゅっ、ちゅっ、と何度も唇が重なり、私はされるがままだった。

ようやく唇が離れたときには、もう何度キスしたかわからなかった。大澤君は寒くないようにと私をぎゅっと抱きしめた。


「突然川崎と連絡が取れなくなって本当に焦った…。川崎の家とか職場に行こうとして俺何も知らないこってなってさ…。今までの連絡全部川崎からだったことにやっと気づいたんだよ。

んで、藤川と仲良かったよなって思って藤川に連絡してもわからないって言われて、もう一生会えないんじゃないかと思った。」


「どうして今日の合コンのこと知ってたの?」


「川崎がいなくなったあとにバレー部で集まったときに藤川も来ててさ、藤川が携帯開いたまま寝ちゃってふと携帯見たら川崎静香って見えて勢いで連絡したんだよ。」


あ、あの時か…。梨央が全然話してくれないって思ってたけど電話越しにいたのは大澤君だったんだ。一人納得していると大澤君は続きを話し始めた。


「んで、次の日藤川を問い詰めて、今日の合コンをセッティングしてもらったんだ。これ逃したらもう会えないと思ってさ。」



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