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大阪に着いたのは夕方の16時。新大阪駅から会社の寮の最寄り駅まで40分。着いたら17時前か…。
引越し業者は明日の午前中に来ることになっているため、今日は寮の近くのホテルに泊まる。
ホテルの部屋に入ると、梨央から電話がかかってきた。
「あ、静香?もう大阪ついた?」
「うん、いまホテルの部屋だよー。もう今日はクタクタだよー…」
私の声が疲れきっていたからか梨央は声から伝わってくる、と笑っていた。
「昨日、大澤君に静香から伝えてって言われてたことを伝えたんだけど、何かすごい焦ってた。矢継ぎ早に静香はどこにいるって聞かれたからわかんないって言って電話切っちゃった。そこから何回か電話してきてたんだけど無視してたらかかってこなくなった!」
「ごめん梨央…。間に入ってもらうことになっちゃって…。」
「いいよいいよ!静香のこと弄んだ大澤君に腹立つし当分連絡取らない!」
梨央の当分連絡取らない発言がなぜかツボに入ってしまった私は大笑いしてしまった。
「静香はやっぱり笑ってるほうがいいよ!よし、落ち着いたら私と合コン行こう!!静香が幸せになれるようにサポートする!!」
「ありがとう、梨央…。楽しみにしてるね!」
梨央との電話で少し元気になった私は、ホテルに来る途中で寄ったコンビニで買ったお弁当を食べ、シャワーを浴びて眠りについた。
次の日、ホテルをチェックアウトして部屋で待機していた私は到着した引っ越し業者から荷物を受け取り、せっせと片付けをしていた。
15時には大体片付け終わり、ソファーに座って休憩をとる。明日から仕事が始まるから今日は早めに寝ないと…。
明日からの仕事を想像しながら、片付けのラストスパートをし、その日になんとか終わらせた私は22時には布団で爆睡した。




