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第33話 ブラックアウト

宇宙人の悪ノリによって洗濯室を包み込む光と闇。


ボスはその強大すぎる力によって作られた真っ白な空間にいた。


辺りを見回すと、同じように宇宙人が立っている。


「ごめん、やりすぎちゃった。」


舌を出しながら、手を合わせる宇宙人。

まぁなぁ。とぼんやり答えるボス。


「というか、この空間から俺たちは出られるのか?」


ボスが素直に疑問を宇宙人に投げかける。


「ふふふ、多分出られないよ。」


宇宙人は微笑みながらボスの問いに答える。


「そうかぁ。」


ボスは白い空間に寝転んで、大きく伸びをした。

宇宙人も、その場に寝転がる。


安らかに静かな時間が過ぎていく。

ボスはぼーっと様々な事を考える。


悪の組織の事、仲間達のこと、過去のこと、それらを色々考えながら、悪くはないなぁとボスは少しだけ笑った。


ある瞬間、ボスは寝返りをうった。

すると、目の前には宇宙人の顔が。


おっと、とつい反射で宇宙人から顔を背けて、さらに寝返りをうつ。


「おやおや〜?」


背後から愉快そうな宇宙人の声が聞こえる。

咄嗟に寝返りを打ってしまい少しだけ気まずくなるボスに宇宙人は語りかける。


「そんなに恥ずかしがらなくてもいいじゃ無いか〜。君と僕の仲だろう?」


その問いかけにボスは答える。


「まぁ、お前は可愛いからな。より恥ずかしくなっちゃうんだよ。」


ははは、と宇宙人は軽く笑い、さらにボスに問いかける。


「そりゃあ光栄だ。ところで、部下ちゃんと僕だったらどっちの方が可愛いかな?」


その問いにボスは少し迷った様子で苦笑いを浮かべる。


「ここには部下ちゃんはいないんだ。腹を割って話してみないかボス。部下ちゃんも可愛いけど、もちろん僕は部下ちゃんに負けてるつもりはないよ。」


宇宙人は、ニヤニヤを隠しながらボスに答えを出すよう求める。


「まぁ、どっちも可愛いからなぁ。」


でも、強いて言うなら...。そう言った後、ボスは小さく宇宙人を指さす。


宇宙人も、自分に指を指して小さい声で僕?と問いかける。


ボスは小刻みに頷く。


「一般的に言ったらね。」


ボスはあくまでも一般論だと付け加える。

まいっちゃうなぁ。と宇宙人はニヤニヤする。


その瞬間から徐々に低くなっていく空間の気温。

白い空間は揺らぎ始めた。


「これはそろそろかな?」


宇宙人は笑う。


「やっぱバレてんのかー。」


ボスは至極残念そうに言う。


「まぁ、また向こうで会おうか。無事だといいねー。」


宇宙人はとても楽しそうに笑う。


「お前も道連れにするからな。」


ボスも少しだけ笑った。

2人の意識は一旦、ブラックアウトした。

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