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流れ人

流れ人:

 他の世界から突然やってくる人々の総称。

 千年ほど前の大陸暦100年頃から流れ人が現れるようになり、文明が発達した。特に魔導具については劇的に発展した。

 最初は中国系で、その後700年ほど前の大陸暦400年頃にはフランスやドイツといった欧州系、400年ほど前の大陸暦700年頃にはイギリス系、大陸暦1000年頃から日本系の流れ人現れている。但し、中国系は18世紀頃、フランス・ドイツは1960~70年代、イギリス系は1970~80年代、日本系は1990~2010年代の者が現れている。

 百年に一度程度の割合で流れてくると言われているが、実際にはもっと多く、大陸全体では年に数人現れている。

 ランダムで流れてくるため、人知れず命を落とす者が多く存在し、主要都市以外に現れると記録に残らないことが多く、実態は明らかになっていない。

 ここ百年ほどは二十一世紀の日本から流れてくる者が多く、食事の質の改善や商業システムの統一など、様々な技術の導入や改革で活躍している。

 流れ人の特徴として、必ず言語理解のスキルは有している。このため、どの大陸でも言葉は通じる。

 それ以外のスキルは前の世界で持っていたもので、この世界に該当するものだけ表示される。そのため、システム関係や運転技術など、この世界にない技術はスキルとして反映されない。当然、チートな能力は付加されることはない。

 この世界にない知識や技能を有していることから、流れ人は国によって保護される。

 但し、その知識や技能に目を付けた貴族や商人が秘密裏に保護することも多く、実数は明らかになっていない。

 流れ人によって農業や工業、更には商取引なども改善され、地球の近世レベルの文明に近い状態まで進化している。



魔導至上主義(反流れ人派)

 スールジア魔導王国で1000年代後半から少しずつ増えてきた、人が使う魔導を至上のものとし魔導具を排斥する考え方。

 ここ百年間にやってくる流れ人が魔法陣の解析を行ったため、急速に魔導具の性能が向上した。

 魔術師の価値が相対的に低下していることに危機感を抱き、特に魔銃の性能が向上することを恐れ、流れ人を保護する政策に対しても反対の立場を表明している。1120年現在、法律によって保護されている流れ人を直接攻撃することは稀だが、若い魔術師の中には流れ人に嫌がらせを行う者も出ている。

 スールジア魔導王国にいる魔銃開発者モーゼス・ブラウニングは魔導至上主義者を警戒し、魔銃の性能を故意に落としている。


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