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My home  作者: 矢印いるか
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旅が始まる前に

初投稿


全てが白く何も無い世界に2人の女がいた。



1人は黒い髪が足首まで伸びていることを除けば、どこにでもいるような平凡な女。



もう1人は綺麗なアーモンド型の目に、整ったまゆ、丁度いい高さの鼻、小さく形


の良い口と一つ一つは整っているが、全体的に見ると地味な印象を与える不思議な


顔をした少女だった。



そんな2人は、髪の長い女はニコニコと顔全面に笑みを浮かべ、少女は呆れを顔に


押し出しながら、という真反対な表情で向かい合うようにして立っていた。



笑っている女が手を動かし魔法陣の様なものを書き始めると、もう1人の足元にも


魔法陣が現れその中に少女がゆっくりと引きずり込まれていく。



引きずり込まれる少女は動けないのか、呆れに若干諦めの入った顔で相手を見ていた。



笑いながら魔法陣を操る女が頭より下は既に飲み込まれた少女に何かを語りかけると


、語りかけられた方はその内容に驚いたのか目を見開いた後がっくりと項垂れた。



笑っている女はそれを気にもせずいってらっしゃーいと楽しそうに手を振る。



相手が完全に引きずり込まれ、一人になった女は魔法陣が消える直前に



「貴女が幸せになれることを祈っています。」



と穏やかに微笑みながら小さく呟いた。

次話から三人称ではなくなります

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