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田舎で暮らそう!  作者: 白神 こまち
初夏・立夏
13/14

おつかい!

「にーちゃん これ いらないの? いらなかったら ヒカリにちょーだい」


とある日の夜。

食卓テーブルに座っている大地が上唇と鼻の間にシャーペンを挟んで教科書をパラパラと捲って目を通している。

そこへ、ヒカリがパジャマ姿でやってきた。

ヒカリは手に、ちょちくちょきんぎょを持っていた。



挿絵(By みてみん)



大地が顔を上げ、ヒカリにいう。


「どうしたヒカリ? まだ寝てないのか? もう7時になるぞ」

「うん もうねるけど これちょーだい にーちゃんすててたやつ」

「ちょきんぎょ? 捨てたわけじゃないけど、ヒカリそれ欲しいのか?」


大地の言葉に、ヒカリはうなずいた。

そしてちょちくちょきんぎょのがま口を開けて見せる。


「ヒカリ これにたからものいれるから」

「たからもの? たとえば?」

「うーん? いま たからものない  けど はっけんしたらいれる」


ヒカリは眠そうにいい、大地に向かって大きなあくびをした。

大地は教科書をぱたりと閉じ、ヒカリをだっこする。


「眠いだろ? ちょきんぎょはヒカリにあげるから、もう寝とけ。宝物発見したなくさないように入れたらいい」

「ほんとー? たからものみつけにいく」

「それは寝てからな」

「うん ……ねたら あさごはん?」


ヒカリは大地にだっこされて2階の寝室に。

寝室は大地と一緒で、大きな布団と小さな布団が敷いてある。

大地が小さな布団の上にヒカリを下して、布団の中にヒカリを寝かしつける。


「寝て起きたら朝ご飯だ」

「ヒカリ おにぎり……まぜまぜのおにぎり……」

「混ぜ込みご飯の素のやつか? そういえば、まだ残ってたな。んじゃ、明日の朝ご飯は混ぜ込みご飯のおにぎりだ」

「……うん……うん……」


いっているそばから、ヒカリはとろんとした目を閉じてスヤスヤと寝息を立てはじめた。

その寝顔をしばらく見てから大地は1階へと下りて、先ほどまでの勉強を再開する。

もう少しすると、第1回定期考査というなのテストがあるのだ。

高校に入学して最初のテストなので、授業でやったところを早めに復習してテストに備えておきたかった。





翌日は休日。

思いの外、勉強に熱が入って深夜までテスト勉強をしてしまった大地。

朝の8時をまわっても、起きる気配すらない。


「にーちゃん! おきて! ヒカリ おなかへった!!」

「うーーん……にーちゃんはまだ眠い」

「だめ! おきるの! まぜまぜおにぎりたべたい! きのう やくそくしたでしょ! やくそくまもらないとだめ!」

「きびしなあ……もうちょっとだけ寝させてくれー」


大地は太陽を嫌う吸血鬼のように窓から射し込む朝日から逃れるため、掛け布団を頭からかぶった。

そこを、ヒカリが無理矢理に掛け布団を剥がしにかかる。


「にーちゃん! ねるなー! ねたらしんじゃう!」

「寒くないから死なない……うーーん、解ったから。それじゃあ、にーちゃんの机から財布持って来て」

「さいふ? おかねはいってるやつ?」

「そう、それ……机の上にあるから持って来て」


いわれてヒカリは、隣の部屋の大地の部屋へと向かい、机の上に置いてある財布を鷲掴みにして持って来た。

この財布から大地、500円玉を取り出すと、ヒカリの手のひらにしっかりと握らせた。


「いつものコンビニ知ってるな? にーちゃんとよく行くコンビニだ」

「おっきいどーろのまえにあるやつ? さーくる」

「そう、サークルK。そこに行って、おにぎりを4個買ってこい。消費税で5個は買えないから。ヒカリのおつかいな」

「おつかい!? ヒカリおつかいしってる! おねがいされて かいにいくこと!」

「そうだな、おつかいだ。ちゃんとおつり貰ってこいよ。ヒカリとにーちゃんで2個食べるように、おにぎり4個な。ヒカリの好きなやつ買ってこい」

「わ わかった! ちゃんとかってくる!! あっ これ ちょきんぎょにいれる! おとしたらだめだから!」


ヒカリは早速、昨日大地から貰ったちょちくちょきんぎょに500円玉を大事に入れた。

そしてヒカリは、「大変な使命を命ぜられたぞ」という気持ちで胸がぱんぱん。

子供ながらにキリッとした表情になる。


大地に買ってもらった靴下を履き、くまさんの麦わら帽子もかぶり、首には防犯ブザーの付いた名札ケースを首に下げて、いざ、おつかいに出発進行。


玄関を出た所で、いつものようにヒカリに会いに来ためぼれと鉢合わせした。


「ヒカリちゃん! どこいくのー? あっ くまさんのぼーしだ! かってもらったのー?」

「めぼれちゃんだ うん にーちゃんとかいものいったとき かってもらった! くつしたも かってもらった!」

「めぼれもパパに ぼーしかってもらった!」

「ほんと!? どんなの!? みせてー!」

「いいよー まってて かぶってくる!」


日比谷家の玄関前でめぼれは、青坂家へと走って行く。

しばらくして、めぼれはピンクの花柄のチューリップハットをかぶってきた。

メガネをかけためぼれは三つ編みのおさげにそのチューリップハットをかぶり、長ズボンに長袖姿。

ヒカリとは違い、落ち着きのある子供である。


「めぼれちゃんのぼーしもかわいいー!」

「えへへ」


めぼれは唇をキュッと結んで照れた顔を浮かべた。

とそこで、めぼれはハッと思い出してヒカリにいう。


「ヒカリちゃん おでかけだったの? どこいくのー?」

「あっ わすれてた! にーちゃんに おつかいをいわれた! コンビニでおにぎりかう! ちょきんぎょに おかねはいってるから!」

「うわーぁ! おつかいだ! めぼれ パパにおつかい いわれたことない」

「めぼれちゃんも いっしょにいこう? ヒカリだけだと ちょっぴりだめだから」

「だめなの? うん いいよ! めぼれもいっしょにいく! ヒカリちゃんのおつかいをてつだう!」


めぼれはヒカリのサポート役となり、2人は仲良く手をつないで、コンビニの方へ歩き出した。



大地とヒカリがよく行くコンビには、日比谷家から250メートル程離れた場所にある。

ここが一番近く、また道路を横断しないで行けるため、非常に重宝している。


ヒカリも、このコンビニへの道順は十分に頭に入っていて、迷わず辿り着けた。

辿り着けたのだが――。


「あれー? コンビニ しまってるー!」

「ほんとだ おみせのなか からっぽだよ?」


ヒカリはドアに張り付いて、店内の様子を窺う。

サークルKの店内は冷蔵庫や商品棚ひとつなく、夜逃げのごとく空っぽだった。

つまりは、閉店していたのである。


「コンビニやってない……どうしよう……おつかいできない」


閉店したことはヒカリは解らないけれど、とにかく、店がやっていないことは理解できた。

そして、このままでは大地に頼まれたおつかいが完遂不可能であることを悟った。


目の前にある2車線道路の向かいには、別のコンビにがある。

そのコンビニにヒカリは気がついているけれど、

「大きな道路は渡ったらダメだぞ」

大地に何度も繰り返しいわれているので、道路は渡れない。



すると、ヒカリのサポート役であるめぼれが、ピンと閃いた。


「そうだ ヒカリちゃん! パパがいってた! こまったときは こーばんにいって おまわりさんにいくといい!」

「こーばん! それ にーちゃんもいってた! こーばんにいく!」


交番は、ヒカリとめぼれが歩いている歩道を50メートル程行くとある。

ヒカリは大地に連れられて、めぼれは青坂さんに連れられて、引っ越しをした初日に交番の場所まで歩いて行っている。

交番の場所は2人とも知っていた。



「すみませ——ん!」

「ここ こーばんですかー?」


ヒカリとめぼれが交番の中へ声をかけた。

すると、若い男性警察官が交番勤務にあたっていて、ヒカリとめぼれの声にすぐに反応した。


「おや? どうしたのかな? なにか事件?」

「うぅ……」


ヒカリとめぼれは、ちょっと尻込みした。

若い男性警察官の態度や雰囲気が、子供には威圧的だったのだ。

しごく真面目な顔でニコリともせず、仁王立ちしたように直立不動で上から見下ろす目線も、ヒカリとめぼれを怖がらせた。


「あ あのう……」

「おみせが やってない」


警察官の前に出たヒカリ、そのうしろに隠れるようにしてめぼれ。

おっかなびっくりで、いつものような元気いっぱいの言葉がでてこない。


「どうしたのかな?」


男性警察官は言葉の単語こそ物優しいけれど、やはり子供に与える恐怖は拭えない。

ヒカリとめぼれが言葉少なく辿々しい台詞をいう。が、それでは上手く説明ができない。男性警察官にとっても事情が読み取れず、困ってしまった。

困ったその顔も、ヒカリとめぼれを怖がらせる要因になってしまい、負のスパイラルに陥る。


「うーん……よく解らないなあ、最初から説明してくれる?」


男性警察官はヒカリとめぼれに改めて状況説明をするよういったとき。

1台のパトカーが交番の駐車場に入り、そのパトカーから女性警察官が下りて来た。

「あぁ、ちょうど良かった。高橋さん、この子たちをお願いします」

「斉藤君、どうしたの? なにがあったの?」

「はあ……なんだか怖がらせちゃってダメみたいで……」


少し自信をなくした男性警察官の斉藤巡査。

女性警察官の高橋巡査にバトンタッチする。


高橋巡査は、ヒカリとめぼれを交番内に招き入れるとイスに座らせた。

そして高橋巡査本人は中腰の体勢で、微笑みながら優しくいう。


「どうしたのかな? こまったことでもあったの?」

「うん! にーちゃんに おにぎりのおつかいをたのまれた! コンビニでかうの! けど コンビニやってなかった! だから こまってる……」

「コンビニってどこの?」


そういって高橋巡査、ヒカリの首に垂れる名札ケースに目をやり、ケースに入っている紙に住所と名前が書かれているのに気がついた。


「ヒカリちゃんっていうの? そっかあ、コンビニやってなかったかー。サークルKでしょ?」

「うん さーくる!」

「あらら、あそこにあったサークルK、お店をやめちゃったのよ?」

「「えーっ!?」」


びっくり仰天のヒカリとめぼれである。


「じゃあ おつかいできない……どうしよう……」

「ヒカリちゃん おにぎりかうの!」

「おにぎりを? そっかそっか。じゃ、別のコンビニに行ってみたら? お姉さんが一緒に行ってあげようか?」


高橋巡査がそういうと、隣で斉藤巡査が「……お姉さん……ですか?」と、ポツリつぶやいた。

高橋巡査は咳払いをした。


「でも にーちゃんが おおきいどーろは いっちゃだめって! わたったらだめっていってた!」

「大丈夫よ。サークルKの反対側に、ファミリーマートがオープンしたから。というか、ファミリーマートができて、サークルKが潰れたというか……。ま、とにかく、ファミリーマートに行ってみようか? 大きい道路を渡らなくてもいいし」


高橋巡査はヒカリとめぼれを連れて交番を出る。

日比谷家の玄関から左に曲がり、200メートル程歩くと2車線道路に出る。そこをまた左に曲がって50メートル程行けばサークルKがあった。

ファミリーマートは、日比谷家から2車線道路に出るところを右に曲がって100メートル程行くとある。

つまり日比谷家からコンビニまで約50メートル遠くなってしまったことになる。


「あっ! ここにもお店ある!」

「よかったわね、ちゃんとあって。これで大丈夫かな?」

「うん! おつかいできる! おまわりのおねーさん、ありがとう!」

「ありがとう!」


ヒカリとめぼれ、高橋巡査にお礼をいって、ちゃんとお辞儀をした。

高橋巡査は少し恐縮気味と嬉しさで、頬をぽうっと赤らめて、ヒカリとめぼれに気をつけて帰るようにいって、交番へと帰っていった。



「ど れ に し よ う か な! か み さ ま の い う と お り! て つ ぽ う う つ て ば ん ば ん ば ん! こ ろ さ れ た よ う ね! これにする!」


字の解らないヒカリは、おにぎりの並べられた棚の前でテキトーにおにぎりを選び、手の届くところにあった『手巻 紅鮭』135円を4個掴んだ。



挿絵(By みてみん)



そしてレジに持っていく。


「これください!」

「え、お嬢ちゃん2人で来たの?」

「うん! にーちゃんの おつかいだから!」


店のおばちゃんが、ヒカリとめぼれを見て、多少の驚きを顔に浮かべた。

ヒカリはちょちくちょきんぎょから500円玉を取り出して、レジの上にビダン!と力いっぱいに置いた。

レジの高さが、ヒカリには高かったせいだ。


「えーと、135円が4点で540円になります」

「これでおねがいします!」

「……500円玉だけ? ありゃりゃ、これじゃ40円足りないわ」

「おかねたりたいのー!? ……どうしよう……にーちゃん しょーひ でもかえるっていってたのに……」

「消費税入れなかったらピッタリだったけどねえ。1つだけ諦めたら買えるけど、どうする?」

「ひとつ? ひとつって? ひとつしか かえないの?」

「ううん、3つなら買えるのよ。これとこれとこれ」


おばちゃんは4つ並んだ『手巻 紅鮭』から1つを取って、3つの『手巻 紅鮭』をヒカリに見せた。


「うーん……? じゃあ かえるなら それ かってく!」


ヒカリは支払いを済ませ、おばちゃんからおつりを受け取った。

おつりの額、95円。50円玉が1つ、10円玉が4つ、5円玉が1つ。

これを、ヒカリは「おかねがふえた!」と喜んで、ちょちくちょきんぎょに大事に入れたのだった。





ヒカリとめぼれは、大葉家のリビングにいた。

「そしたら おまわりさんのおねーさんがきた! ヒカリとめぼれちゃんに コンビニおしえてくれた!」

「ヒカリちゃん ちゃんとおにぎりかったんだー!」


2人はご自慢の帽子をかぶったまま、大葉さんに朝の出来事を自慢げに話して聞かせる。



「おつかいおわって にーちゃんに おにぎりみせたら みっつだけっていわれた! けど にーちゃん おこらなかった!」

「それで、ヒカリちゃんはおにぎり食べたの?」

「うん! みっつのおにぎり ヒカリとにーちゃんとめぼれちゃんでたべた!」

「めぼれ全部たべた! おいしかった!」


そこでヒカリは一息ついて、話を続ける。


「けど おにぎりいっこだとおなかすくから にーちゃんが まぜまぜおにぎりつくって それもたべた  あっ! ヒカリおつかいがんばったから にーちゃんにおだちん もらった!」

「おだちん貰ったの? お兄ちゃん、どんなのくれた?」


大葉さんが興味の眼差しをヒカリに向ける。

ヒカリは、ちょちくちょきんぎょのがま口を開けて、10円玉を取り出した。

とこそへ、2階から下りて来た良子がリビングへ顔を出した。


「ヒカリちゃんとめぼれちゃん、その帽子かわいいね。よく似合ってる」

「あっ! りょーこ! りょーこもきいて! ヒカリ おつかいにいってきた!」

「おつかいに? どこにいったの? なにたのまれたのかな?」


良子はヒカリと向き合うようにソファーに座り、ヒカリの話を聞く。


「コンビニに おにぎりかいにいった! そしたら にーちゃんに おだちんもらった!」

「へぇー、おだちんを? お兄ちゃん、どんなのくれた?」


ヒカリに興味の眼差しを向ける良子の言葉に、大葉さんは眉間を寄せていう。


「やだ、この子ったら私と同じ質問するわ」

「……そりゃ、あたなの娘ですから」


良子は釈然としない顔を浮かべて母親を見やる。

この傍らで、ヒカリは10円玉を良子に見せていう。


「これ! とくべつなおかねだって にーちゃんがいってた!」

「んん? これってギザ十ね。へえー、久しぶりに見た気がする」

「このおかねは とくべつなおかね」



挿絵(By みてみん)



ヒカリは10円玉を親指と人差し指で摘むように持ち、大葉さんと良子に自慢した。

すると良子、

「普通の10円はこれよ」

家の固定電話を乗せている棚にある貯金箱を取りに行き、貯金箱の蓋を取払い、ひっくり返して中のお金を取り出した。

そして10円玉を手に取って、これをヒカリに見せてやる。


「ほら、この10円玉は、縁の周りがツルツルしてるでしょ? これが普通の10円玉よ」

「ほんとだー! このおかね いろはおんなじなのに ツルツルしてる! でも ヒカリのおかねは ギザギザしてる!」


ヒカリは、良子の手のひらにある10円玉を掴んで、大地からお駄賃で貰った10円玉と見比べた。

隣にいるめぼれにも見せてあげて、ヒカリは大葉さんにいう。


「ヒカリのおかね にせもの!? にーちゃんにもらったのに! にーちゃんのこと みそこなった!」


このとたん、大葉さんと良子は顔を見合わせて、大声で笑った。

大葉さんは目尻を指先で拭って、ヒカリにいう。


「ヒカリちゃん、そのお金は偽物じゃないのよ。お金を作る人がいてね、その人が短い間だけ、ギザギザの10円玉を作ったの」

「えー? ツルツルのおかねはー?」

「ツルツルは簡単にできるから楽チンでしょ? ギザギザは、ギザギザをつけないといけないから難しいのよ、たぶん。だから、お金を作る人が途中でギザギザを作らなくなっちゃったの。それでギザギザの10円玉は珍しくて、特別なお金なのよ」

「ふーん……?」


説明されてもヒカリにはよく解らなかった。

けれど、「とにかく珍しくて特別なお金」ということは理解できたようだ。


「にーちゃんにもらったおかね とくべつ?」

「そうね、特別なお金よ」

「ほんとー? それじゃあやっぱり このおかねは たからもの! ちょきんぎょにいれておく!」


大葉さんに太鼓判を押してもらって、ヒカリは笑みを浮かべていった。

ヒカリの持っているギザ十には『昭和三十三年』と刻まれている。

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