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番外編 暗闇の夢

転生後の神の会話。

アイラルは二歳くらい。


短いです。



——なぜ、許可を得ずに転生を行ったのだ? 神の末端なる獣どもは我々の許可を得てから死者の行く末を決めろと、何度も言ったではないか。



——何度もってほどじゃないしぃ。



——なんだと?



——……何にも言ってないよ。



——それに柳井渚の願いは叶わなかったではないか。中途半端な仕事をするくらいなら初めからするでない。



——でも柳井渚、結構ネーテルを楽しんでるよ? 三つ子だよ、珍しくない?



——鳥の分際でわしに口答えするか。



——鳥じゃなくて僕は小鳥。



——それを口答えと……ああ、もういい。柳井渚の今後はお前が責任を持って見守るように。話は終わりだ。仕事に戻れ。



——はいはい。言われなくとも。










「おはよーままぁー」

「あら、今日は早起きなのね。お姉ちゃんとお兄ちゃんは?」


 眠い目をこすりながらお母さんに挨拶。

 寝ていただけなのに、なんだかすごく疲れた気がする。それに何か夢を見ていたように思う……なんだったっけ。


 誰かが暗いところで話している夢。私のことをグダグダと。

 知ってる声だった気がするんだけどなぁ。

 ……うん、思い出せない。


「ねーねとにーには、ねてるー」

「じゃあアイラル、起こして来てくれるかしら。もう朝ごはん出来てるから」

「あーい」


 知ってる人ったって、お母さんとお母さんでしょ、お姉ちゃんとお兄ちゃんでしょ。あとルーグ君と……。

 誰の声とも違うよなぁ……?

 それなら、前世の誰か?


「ねーね! にーに! あしゃごはん!」


 ……まあ、忘れるくらいだから大した夢じゃなかったんでしょ。


「ごはん! あい、おはよ!」

「んー……まだ、ねる……」


 そんな夢を気にしてたら、ふたりの寝起きを逃しちゃう。

 あー今日もお姉ちゃんお兄ちゃんは可愛いなぁ。




ありがとうございます。

次回から第二章です。

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