二時間目:破壊
はい二話。
自分が過去に書いたものですけど、えげつない……。
…俺に、俺に力があれば、防御力なんて一切なくていい。今は必要ない。純粋に攻撃力、全てを破壊する力が欲しい。力、攻撃力が欲しい!こいつらを全員殺す攻撃力をだ。殺す、殺す、殺す殺す殺す殺す殺す殺す。殺す!
そんなことを思っていても、思っているだけでどうにかなるものではない。行動で示せ、琴香狩麻!
俺を押さえつけていた奴らから逃れる為に、必死でもがいて、殴りつけて、蹴って、暴れる。が、逃れられない。
俺にもっと力があれば。力が欲しい。防御力が一切なくたっていい。ただ純粋に攻撃力が欲しいと、切に願う。
世界の全てを壊す力を。
いくら願ったところでそんな都合のいい力が手に入るわけが無い。
人間は、いくら頑張ったところでせいぜい、スポーツの天才で限界なんだ。
結局人間が出来る事には限りがある。
だから俺は、何も出来ない。
だから世界は、俺から全てを奪った。
あぁ、もういいや。。
本当にもうどうでもいいや。この世界において唯一価値が見出せる写真が失われてしまったんだ。この世界にはもう未練は無い。
今までは使えなかったはずの力。
でも、今なら俺は“力”を使える気がする。
そんな気がするんだ。
俺は世界を破壊するための力を手に取る事にする。
能力発動。
そう思った瞬間、俺に力がみなぎり、世界が、俺から、全てを奪った世界が、壊れる音を聞いた。
同時に、俺の中で燻っていた力がこの世に顕現する。
こいつらを壊せる絶対の破壊力。
同時に世界を破壊できる唯一無二の絶対の力でもある。
俺を押さえつけていた奴等を力任せに校舎に投げ飛ばす。骨が砕ける音がしたが、今はどうでもいい。
今は、写真を破いたクズを潰す事が先だ。
さて、どうやって殺したものか。考えあぐねる俺に、俺のことを、まるで化け物でも見るかのような目
つきで見ているリーダーの男と、その男が持っている綺麗に縦に半分に破られた写真が目に入った。
そうだ、奴も写真と同じ目に遭えば良い。
自分の口から、狂ったような笑い声が漏れるが、今は気にならない。
ぐちゅり、という熟れた果実が潰れるような音を聞き、俺は、リーダーの男と男の一部だったものを両
脇に投げ捨てた。足りない。もっとだ。もっと、俺の手で、俺から全てを奪った世界を…。
俺たちを囲んでいた取り巻きの連中は、その時点であらかた逃げ出していたが、二、三人逃げ遅れた奴
らがいるみたいだ。
それらは、腰を抜かしているのか、俺から逃げようとしない。否、逃げれない。
さて、それらを、どうやって殺そうか。