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テグ平野のレベリング②

 視界にいる敵は皆倒してしまったので、テグ平野の奥へ向かう。しばらくすると、ウルフやゴブリンが見えた。モンスターの層が変わっているが、これくらいレベルが上がっていたのならなんとかなるだろう。


 クーデリカが怖がりながら言った。


「レク、スライムやラビットの生息域を超えてしまったようです。帰りましょう」

「いや、帰らない。また同じようにやるぞ」


 レベルと装備からすれば、適正な敵だ。


「俺には他人がどれだけのレベル、いや戦士の寵愛を受けているかが分かる加護がある。装備からしても適正な敵だ。いくぞ」

「ちょっとまってください」


 俺は早速とばかりに重力渦の詠唱を唱え始める。何か言いたげだったクーデリカが俺の詠唱を聞いて、マリアンヌとロイに付与の準備を開始した。

 マリアンヌとロイもこの一日で敵の強さが変化したことに戸惑っていたが、覚悟を決めたように武器を引き抜いて、前方を鋭く睨んでいる。


 また、紫色の巨大な魔方陣が現れる、巨大な黒い渦が発生して大量の敵を引き寄せていく。さあ、これからもっとレベリングをするぞ。


 さて、クーデリカとロイはゴブリンに正しく対処できるかな、と。

 ゴブリンはずるがしこい。挑発がうまく聞かない個体がいるのだ。これに冷静に対処できるようになることがタンク以外の役職に求められる。


 案の定クーデリカとロイは油断していて、ゴブリンの投石をくらいかけていた。それらは翡翠の剣で叩き落しておいたが。


「クーデリカとロイ、ゴブリンはこうやって挑発を無視する個体もいる。油断しすぎるな」


 次からはクーデリカとロイは全体を注視して、自分がゴブリンに狙われていないか確認するようになった。いた場合、その個体を優先して倒している。よしよし。


 クーデリカが胸を張るようにしてこちらを見た。うんうんと頷いてやる。初日にしては本当によくやっているよ。


 それからは、おおよそはスライムとラビット相手と同じ要領で倒していた。十分な成果が。クーデリカが自分の成し遂げたことに驚いた顔をしている。マリアンヌは皆を守れたことで安心したのだろうか、疲れたような顔をしている。ロイは達成感に満ちた顔をしている。


 そんなとき地響きが聞こえてきた。テグ平野で暴れまくったからだろう。モンスターが寄せられてきたのだ。それはサイクロプス。初心者には勝てないモンスターといっていいだろう。


 クーデリカたちが青ざめた顔をしている。


「レ、レク。早く逃げましょうサイクロプスです」


 それから逃げるなんてもったいない!

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