表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
傀儡の博奕打ち 〜天才ギャンブラーと女戦士によるギャングの壊滅〜  作者: 闇柳不幽
(零または肆)最愛の友人
146/146

5-10.弁当屋2


「らっしゃいま・・・」

「・・・」

「あれ、そうだよな、人違いじゃないよな。何だ、偶然か」

「・・・まあな」

「へえ。今はどうしてんだ。まだ博打やってんのか」

「ああ。お宅はずっとここか」

「いや、ときどき変わるよ」

「ん、転職すんのか」

「そうじゃなくて担当場所が変わるってだけだ」

「ああ、そういうことか」

「そうだ。あの後、大丈夫だったのか」

「大丈夫・・・ではなかったな。色々と警察に聞かれた。半日以上は拘束されてたな」

「半日以上も。何で」

「リリイ・ルウの仲間かとずっと疑われてたんだ。お宅はあの後どうした」

「何か普通に逃げれたよ。ポイントナインが他にも居てな。ツヅキを車に乗せて俺は走って帰った」

「あの小銃は」

「ポイントナインが持って行った」

「そもそも何であの賭場に居たんだ」

「ナカセに教えてもらったんだよ。たまたまあいつが俺の所に来てな」

「そう・・・」

「・・・」

「・・・」

「どっかに行くのか」

「ああ」

「弁当買うのか」

「じゃあ、買おうかな」

「シューマイ弁当か」

「・・・そうだ」

「七百六十両」

「・・・」

「・・・ぴったりか。じゃあこれ、はい」

「・・・それじゃ」

「あ、カイライ、箸。そういえば、カイライって、どっちだ。苗字?名前?どっち」

「苗字だけど」

「フルネームは」

「フルネームは、カイライ・ノバ・クチウチ」

「え・・・」

「・・・」

「凄いな、お前のフルネーム」






明日から新シリーズ「ハブの切り札」よろしくね!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ