0:登場人物一覧
ただの登場人物一覧です。スルーしていただいても大丈夫です。
変な名前ばかりになったので、「誰だコイツ」となった際にご参照ください。
【ケーリィン】
蜂蜜色の髪と瞳。十八歳。
主人公である舞姫(踊りで奇跡をもたらす、女性たちの総称)。
一見するとぽややんとしたお嬢さん。その反面、苦労人で頭も意外に良い。
孤児だが、実は王家の血筋を引いていたり……などということは一切ない。
純粋培養で素直な子だが、気弱な性根と、男性の好みが玉に瑕(特に後者)。
【ディングレイ・ジルグリット】
銀髪と褐色肌、薄青の瞳。肉体年齢二十六歳(精神年齢は中学生)。
護剣士と呼ばれる、ケーリィンの護衛。
口と態度が非常に悪い。怒った顔もおっかなく、死神や悪魔と呼ばれている。
実は見た目より、実年齢がかなり若い。色々変わった生まれらしい。
なお口と態度の悪さは、そんな生まれに起因するわけもなく、純粋に彼の個性。
ヤンキーが如き柄の悪さに似合わず、奥手で純情。
【ロールド・インソルト】
白髪とつぶらな緑の瞳。六十三歳。
ケーリィンの住む神殿の管理人。
年の割に適応力がすごい人。あと、料理も事務作業も、なんでもござれの凄腕管理人。
癖の強い同僚のディングレイとも、なんだかんだで仲が良い。
実子が全員男(ついでに孫も全員男)なので、ケーリィンのことを孫娘の如く可愛がっている。
【エイル・フォルトマ】
艶々黒髪と、緑交じりの茶色の瞳。二十歳。
超ド級の美人で、フォルトマ洋裁店の看板娘。
とにかく美人。死んだ母が有名女優なのだが、本編とはなんら関係ない。
ケーリィンからは、「あの美しさで人を殺せるに違いない」と思われている。
なお、度々ケーリィンに対して「剥製にして飾りたい」とのたまっているため、ディングレイからはヤバい奴認定を受けている。
【フォーパー・フォルトマ】
黒髪に茶色の瞳。四十八歳。
フォルトマ洋裁店の店長。エイルの父。
腕は立つが、街一番の変人と近隣住民からも評判。ただし、腕だけは良い。
また、黙っているとイケおじなので、非常に残念とも評判の人物。
その寝巻姿は二人の舞姫の度肝をぶっこ抜いたが、意外にもケーリィンには懐かれている模様。
【レーニオ・バレイユ】
明るい茶髪と、茶色の瞳。二十三歳。
バレイユ酒店の跡継ぎボンクラ息子。
どことなくお馬鹿な犬っぽく、本人もそれを認めている。
そしてめちゃくちゃ惚れっぽい。
何故か化物に好かれやすく、ついでにディングレイや後述のリズーリといった、変人からも気に入られている。
不幸な立ち位置だが、彼の日頃の行いが結構アレなので、悲壮感は皆無である。
【リズーリ】
水色の長髪に、金色の瞳。年齢不詳(約千歳のはず。本人も忘れたらしい)。
月涙湖という湖で暮らす、イケメン竜神様。
外見はどう見ても二十代だが、生き様はスローテンポなザ・お年寄り。
ロールドが幼い頃から、全く外見が変わっていないらしい。
全メスが好きなので、ケーリィンを始めとする女性陣には優しい。
一方で、オスの扱いは割と粗い(特にレーニオ)。
【ヴァイノラ・コーディマン】
紫の長髪と瞳。十八歳。
舞姫でケーリィンの同期。
ゲロ以下の匂いがプンプンする性格の、ステレオタイプな意地悪お嬢様。
出番は少ないが、その分色んなことをやらかし、そしてやられている。
なお、舞姫は神の子という扱いになるため、本来名字がない。
にもかかわらず名字を名乗っているのは、お金持ちのご実家大好きガールだから。
【アンシア】
緑のショートボブに緑の瞳。三十五歳。
ケーリィンやヴァイノラたちの教官。
ケーリィンに負けず劣らずの苦労性。
実力不足で舞姫の道を諦めた過去があり、引っ込み思案な彼女を我が事のように案じていた。
いつもニコニコと物腰柔らかだが、怒るとメチャ怖い。
【プラナ・ワインネン】
白髪に黒の瞳。五十五歳。
ケーリィンたちの暮らす、シャフティ市の女市長。
キリッとした顔立ちの女傑だが、意外に緊張屋さん。
元々家庭科の教師をしていたので、手先が器用。ついでに教え上手だったりする。
【インジュ・ナイア】
黒髪に赤の瞳。三十三歳。
『舞姫様は婚約中』に登場する、ディングレイの同僚。
オールバック眼鏡の「いかにも」な見た目通り、堅物である。
【キリ・ナイア】
黒髪に緑の瞳。七歳。
『舞姫様は婚約中』に登場する、インジュの娘。
色々とおませな年頃で、口が減らないお嬢さん。