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パンティライダー

作者: モッツァレラ


 俺は佐藤 しん高校2年生だ。通学路の商店街を歩いて帰宅している。


ボゴォォォォーッン!!! 


「腕時計を寄越セェー!!」


「きゃーーー!!ば、化け物ぉ!!」


突然出現したでっかい腕時計の怪物が若妻に襲いかかろうとしていた。正直あの若妻は美人の部類だ。なら助けるしかねぇだろ!!


「待てっ!俺が相手だ!」


「誰だっ!貴様ハァー!!」


「通りすがりのヒーローだ!!」


「そうかぁ、 なら死ねぇぇぇい!!」


 手足4本と時計盤に顔がある腕時計の怪物がこっちに走ってくる! 上等じゃねぇか、腕時計なんてかち割ってやんよ!!


「オラァ!!」


ゴンッ!


「何っ!?びくともしねぇ…」


「ハーハッハッハッ!! どうした小僧? 来ないならこっちから行くぞ!! ウラァ!!」


「おぅふッ!」


 腕時計の怪物がパンチを放ってくる。それを顔面にもろにくらいコンクリートの歩道に吹っ飛ばされる。


(くっそ、このまま死ぬのかよ…… 童貞卒業してから死にたかったぜ)


何処からか、微かな声が聞こえてくる。 脳内でピンク色のロングヘアをした貧乳な女性が写る


【諦めないでっ!】


(誰だ?諦めないでって言われても、もう立てねぇよ)


【私はパンツの神よ、あなたにこの力を授けるわ。だからお願い、あいつらをやっつけて!】


(よくわかんねぇけど、任しとけ!俺がなんとかしてやる)


「さて、女。そのロレンクスの腕時計を渡してもらおうカァー!!」


「こ、これはぁ…… 旦那が誕生日にくれた大切なものなんです…」


「知るカァー!!俺様は腕時計が欲しいんダァー!!」


「くらえぇー!!」


ブチュ♡


「あぁぁぁァァァー!!俺の小指ガァー!!」


 若妻に迫り、腕時計をぶん取ろうとした腕時計の怪物の足の小指を全力で踏んづけた。


(もしかして、力って体を回復させただけかよ!?)


【違うわ!!すぐその女性のパンツを被って! 早く!!】


(はぁァァァ!?  くそっ! グダグダ言ってる場合じゃねぇよな)


「お姉さん!今すぐパンツを脱いで!!」


「えぇー!?な、何言ってるんですか?」


「いいから早く!!やらないと俺達殺されるぞ!!」


「うぅ〜!わかりましたよっ! 「ヌギヌギ」 脱ぎましたよ?きゃあ!! 何するんですか!?」


 俺はお姉さんの手からパンツを奪い取る。

そして……              被った。


キュイイィィィィィン!!!!


【変身!!セクシーレッドショーツ!!!!】 


ピシィィィィィィィン!!!!


「へ、変態……」


 若妻が腰を抜かしながらセクシーな全身レッドショーツデザインを見て正直な感想を口にする


(わかってるぜ、この展開はヒーローもののあれだな?なら決め台詞をいわねぇとな!)

  

「かかってこいやぁ!!三下がぁ!!!」


(フッ、決まった)


「貴様ァァァ!!今度こそとどめをさしてくれるワァー!!」


 腕時計の怪物が腕を振りかぶって殴りかかってくるが華麗に避ける。何回も殴りかってくるが同じこと。華麗に避け続ける。


「避けるのがうまいナァー!!だがぁ、こいつはどうダァー?」


 腕時計の怪物から歯車が溢れ出てきて、こちらめがけて回転しながら飛んでくる!


「フッ、甘いな。レッドショーツビームソードォ!!」


ザシュ!ザシュ!


 ソードで俺に飛んできた歯車をすべて斬り捨てる。面白半分にレッドショーツビームソードを空振ると、ブウンッ!ブオンッ!と音がする。


「ぐぬぬっ!!いい気になるなヨォー!!」


「いい気になってますよぉー?」


 ついつい腕時計の怪物をおちょくってしまう俺


「おおおおオラァー!!歯車&ゼンマイ斬リィー!! 残念だったナァー!!ゼンマイを受け止めても歯車で八つ裂きジャー!!」


 腕時計の怪物がさっきと同じように歯車を飛ばし、同じスピードで何故か切れ味が良さそうなゼンマイを持って突撃してくる。

だが


「だから… 甘いんだよ!! レッドショーツマシンガン!!」


ダラララララララララッッ!!!!


「そ、そんな馬鹿ナァー!!」

 

 両手で持ったレッドショーツマシンガンで歯車をすべて撃ち落とし床にポイした後、レッドショーツビームソードでゼンマイごと腕時計の怪物をぶった斬る!!


「うおおおおォォォァァァァ!!」


ドゴーン!!!!


「一件落着だな…」


 腕時計の怪物は爆発した。俺の手にかかれば朝飯前ってやつだぜ。さて!最後のお仕事だ。お姉さんのハートを奪いに行くかな


「お姉さん、悪者はやっつけましたよ。もう大丈夫です。」


「はい…… パンツ、返してください」


「「……」」


(どうやって元に戻るんだよ!おいっ!パンツの神様!)


【変身は元に戻るけど、パンツは消滅するわ】


(はぁァァァ!?そういうのもっと早く言えやっ!!どう説明すんだよ!!あなたのパンツは消滅しましたって言うのかよ!!俺じゃなくてお前が説明しろや!!)


【ムカッ! あなたのパンツは世界を守るための礎となりました。こう言えばよいのではないですか?】


(馬鹿か?てめぇ、そんなんで納得するわけねぇだろ!やっぱりパンツの神とかどうでもいい神にはどうでもいい能力しか備わっててねぇんだな!!)


【うっせぇボケナス!!好きでパンツの神になったわけじゃねぇんだよ!!ちょっとエロいパンツ履いてたら、上の方に嫉妬されてパンツの神になった私の気持ち理解できんのかぁ!?えぇゴラァ!!!】


(てめぇの事情なんて知るかぁ!!あれ?お姉さん誰に電話してんの?「もしもし警察さんですか?」やめてぇー!!通報はお願いだからやめてぇー!!)


【プッ!いいざまねぇwじゃー私はポテチ食ってくるから】


(おぉい!!待てコラ!)




ブクマ、評価お願いします!

反響次第で連載します!

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