表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
双子日常  作者: どりる
1/2

1話 主人公死にました

部屋の電気は付けず真っ暗の中一人、只々PCのモニターを眺めている。

彼は学生ではあるが留年しバイトもせず、勉強もせず引きこもっていた。

本人もこのままじゃ駄目だとわかっているが、足が動かず無駄な事しかしない。

例えば筋トレをしたり、木刀で素振りをしたり何がしたいのか自分でもわからず、

ただ考えたくない、という一心で別の事をしてごまかし続けていた。


その日の彼、森山 郁太(もりやま いくた)はタ〇ンワークを貰いにでかけていた。

これは毎週貰っており、バイトをやる気があるわけではないが貰って、なにかをやった気なる。

郁太はいつも通り、タ〇ンワークを手に取りコーヒーを買って店を出た。



季節は夏であり夏休みに入った学生達がうろうろしており俺はひっそりと家に帰ろうとする。

「森山じゃん!てめぇ毎日夏休みで楽しかろうなぁ!」

名前は知らないがクラスメイトのやつだとは分かる。

俺は無視して帰ろうとするが「ちょっと付き合えや」腕をつかまれ、

ほどいて逃げようとするが、どこからかそいつの仲間らしき奴らが現れ

取り押さえられると、どこかに連れてかれた。


駐輪場っぽい所だが自転車が止められてないとこから、もう使われてないのだろう。

「ちょっと遊ぼうっと誘うのに、逃げようとなんて生意気だな」

クラスメイトの奴はそう呟くがこいつの遊ぼうは普通ではじゃない。

だってこんな所で遊ぶとしたらバットもいらないだろうしパイプもいらないだろ


ドコ バキ グシャァ


頭から血が流れている

頭が回らない…

あいつらが怯えた顔で逃げたのは分かった。

ざまぁみろ…



目を覚ますと見知らぬ白い天井が見えた

よくある異世界ものと似てるなと思い二度寝を決めようとする。


「寝るな!」


怒鳴られ仕方なく身体を起こした。

そこには天照大御神(あまてらすおおみかみ)みたいな服を着た

銀髪セミロングの幼女が頬を膨らませていた。

(ワシ)の前で呑気に二度寝をするでない!」

なんだこの幼女?てか俺どうなったんだ?

「儂は幼女でない!」

「すみません」っと謝った。あれ俺幼女って言ったけ?

「お主の考えてる事は儂に筒抜けじゃ」

そう言って幼女は得意げな表情を浮かべる

「で幼女は何者なんですか?」尋ねると

「幼女でない!儂はサタア!神やぞ!」

「女神ですか…」

「儂は女ではない!男じゃ」

?何言ってんだこの幼女?こんな可愛いのに男?それこそラノベかよ

「可愛いとか言うんでない!男と信じられないのなら…その見るか?!」

「いや結構です!」


一度落ち着き話を戻し郁太はサタアに聞いた

「どうして俺がここにいるんです?異世界で魔王でも倒すんですか?」

郁太がラノベあるあるを聞くと

「魔王なんておるわけなかろう。そもそも儂が呼んだわけじゃなく、

 儂よりえらい神がお主みたいに可哀想な奴を選んで第二の人生を歩ませてやろうと

 ここに連れてくるのじゃ。儂はそこの案内役じゃな」

「可哀想な奴って酷い言われようですね」郁太は反論するが

「知り合いに袋叩きにされて亡くなるなどそうそうないわ。恐らく日常的にやられたじゃろう。」

 …図星であった

「さて話を戻すが第二の人生の世界を選べるのじゃ。

 例えば、元居た世界や魔法がある世界等あるのじゃ、ここから選んでくれ。」

 そう言って巻物を差し出してきた

 あと何か欲しい物や能力を二つ言っておくれ、これは何でもいいのじゃ」


郁太は巻物には目を通さずどういう世界かは言ってから楽しみたいことがあってのことだ

「まず世界は魔法がある世界で能力は【鍛冶】と【好感度が上がりやすい】で」

郁太は即答だった。郁太は安定した生活が欲しかった、魔法の世界だったら

恐らく魔法は魔法で防ぐ世界なら

魔法が弾ける盾や魔法の剣があったら売れると思いがあってのことだろう。

好感度は前の世界では嫌われてたからである。


「これでいいのじゃな?では飛ばすぞ?」

サタアは両手を前に出し、郁太の足元が薄緑色に光り始める

「そういえば記憶はそのままなんですか?」

「どっちでも選べるぞ」

「残しといてください」

光はだんだん緑色になっていき

サタアが何か呟いたが郁太は聞き取れなかった様子

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ