半端者の唄 〜嘆き〜
夢と現実の狭間に揺れて……
選ばないんじゃない
選べない
選べるけれど、選べない
分かっているけど、選べない
一つに絞ってようやく届くんだってわかってる
紙一重を覆す自信がないから、
馬鹿になりきれないし
堅実だってわかっているから捨て切れない
選ばないのも選択だと言うけれど、
それはどちらの道も腐らせる
私にあれもこれもできるだけの能がないのはわかってる
無限に広がる選択肢
周りに流され、
安定な道を選ぶのが正しいのかもしれない
わざわざ不安定な道を選ぶのは馬鹿だろう
けれど馬鹿にならなきゃ始まらない
私には選べない
何が正しくて、間違ってる?
全て白黒ハッキリしてたらいいのにな
広がる無限の選択肢
その先は全く見えない
ねぇ、誰か手を引いてよ
ねぇ、誰か手を繋いでよ
ねぇ、誰か背中を押してよ
じゃないと私、溺れそう
そして自由の海に沈んでく……