第6話 special flower
さぁ、いざ来たはいいが何をしようか。
何も考えずに来たのには理由がある
この時間帯、開いている時はほとんど人が居ないが為に人目を気にせずに遊べるからである、特に姉さんを除いての2人、この人達は俺の事を翔楼って呼ぶのには慣れてないだろう
恐らくだが不意のことにしょうちゃんって呼びそうだ。
もっと言えばあーちゃんさん。要注意人物!
だが現実は時に残酷なのだ
【50mプールは競技で使用中の為12:00から解放になります】
ンア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛!!!
そこに立ち尽くした俺に他の3人はついてきた
「翔楼〜?そこに突っ立って何してんのよ?」
と姉さん。
追い打ちをかけるが如くあーちゃんさんが
「どしたの〜?しょu…かける〜?」
「どうしたの?」となっちゃんも続く。
姉さんが笑いながら俺を小馬鹿にする
「あっはっはwwwまぁそんな事もあるわよw」
とぼとぼ。
さて、ならば気を取り直して!
近くにある25mプールへ!
流石にここは競技では使われないため、人が多くもないがそこそこの人はいる。
そこに見えたのはこーき、もといこーちゃん達のグループだった。
ボールで遊んでるっぽい
まぁそうだよなw
こーちゃんは運動が出来る人間なのだ!
ならば俺達も参加せざるを得まい?
「おーい!こーき!!俺達も一緒に遊ばせてくんね?」
「あぁ、かけるか、おっけー!」
難なく了承してもらった
みんなを振り回してるのを自覚したのでキョロキョロ周りを見渡す
えっ、居ない!?
本気で焦る俺の足元を掴み
水中に引きずり込まれる
( ˘•ω•˘ )ダレダロ……???
誰あろうこの顔は鬱陶しい程見慣れた顔だ
あーちゃんさん。
「にゃははは引っ掛かった〜♪」
周りも笑ってるから良かったものの本気で
怖かったw
「あーちゃんさん!!!!死ぬかと思いましたよ!?!?」
大袈裟?いや、本気で怖かった
「ごめんごめんコレで勘弁♪」
\ぷにっ/
なんだ?このもちっとしたスライムのような弾力のある物体は?
一瞬で寒気がした
こwれwはwwwwΣ(゜д゜lll)
ぴー(自主規制)
やっぱりこの人!!!
痴女だよねええええええええっ!?!?
そんな人以外こんな事すまい!?
「はははwそっちの遊びもいいけど、こっちで遊ぼうぜ!!」
ありがとうこーき!!!!!
お前最高だわ!!
それにしてもこの確信犯ッッッ!!!!
そう思いながらあーちゃんさんを睨む
申し訳なさそうにテヘペロしやがったあああああああああっっ!!!?
ま、まぁ!いいでしょう!
初めての触感で驚きはしたが動揺してられねぇわ!w
「よっしゃあ!やるか!」
ルールはボールをレシーブorトスで落とした人にはサーバーの命令を1つ(重くないもの。ボディタッチまで許容範囲)
キスだとかは今後に関わる(適当)のでダメ。
これを落としたら一生の終わり……
絶対に次に繋げるっ!!!!
レシーブは怖いのかみんなトス!
そこで敢えて俺はっ!!
レシーブして打ち上げてやる。
よっ、と。
何とかなった〜…
ヒヤヒヤするなコレw
1周は1通りした!
皆なんだかんだで上手い…!?
と思っていた矢先。
\ポチャン/
落ちたあああああああああっ!?
まみさんの顔が青ざめてるw
サーバーは俺だったから何しようかなぁ〜
「よし、まみさん!
じゃあ今後!
バイトではまみちゃん呼びさせてもらいますねw」
本人はもっと恐ろしいのを期待したのかw
ほっと胸を撫で下ろしたのが見えたw
「ぜ、全然いいわよw
もっと怖いのを予想したから驚いちゃったじゃんw」
「じゃあ後2回ぐらい回しましょうか!」
「それぐらいしたらアレも来るっぽそうな時間なんでw」
と。俺が仕切る
「アレ??」
俺とこーき以外はポカンとした表情。
俺達は目を合わせてニヤついたw
超楽しいw
お次のサーバーはあーちゃんさん。
順調、じゅんちy…
ああああああああああああああああっ!!!
落としちまったあああああああああ!!!!!!!
「にゅっふふふ♪やっとかけるきゅんが落としたなぁ〜?」
怖いw
まみちゃんが怖がるのも分かるw
なんだこの迫力。w
「ちょっとちょっとかけるきゅん?こっちに来なさいな」
えーってみんなで。
1番強いえーって声出したのは俺以外の何者でもあるまい
「どうだったのよ?w」
「あーちゃん特性ぴー(自主規制)は?」
バッ…バッカじゃねぇのっッッッッッ!!!?w
この人正気の沙汰でないぞっ?!
でもどうかと言われてもあまり唐突な事に忘れてしまっていた
「柔らかったんじゃないんですかねぇ?」
ぶっきらぼうに答える。勿論言いたくもないし、よく覚えていないからだ。
「なぁにそれぇ?しょーちゃん、我慢はいけねぇな、お姉さんがもっかいチャンスをあげよう♪」
なんでこの人プライベートでこんなガッツガツ攻めてくんの!!?w
まぁいいけどw
耳元で囁かれた言葉には破壊力があった。
みんなの元に戻ってラストゲーム!
サーバーはこーき。
今回は1周2周ポンポンいくな!
落としたのは…なっちゃんだった。
さぁ、こーきはどんな命令をするのか!
こ「なっちゃんさんに限らないんですけど!」
「コイツとよくしてやって下さいw」
???????????
アレ?コイツ普段こんな事言わねぇよなw
あーっ!!!
コイツ!いい奴アピールしてやがる!!!!w
まぁいいや、それがコイツのいい所って事にしといてやるかw
「お願いしますm(_ _)m」
多分皆さま方はこーきへの印象が変わったろうなw
「さて!!そろそろでしょうな!」
こーきに目をやる
「そうですな!」
とこーきも便乗
「「皆さま私達についてきて下さいませ」」
俺とこーきは目を合わせてまたニヤつくw
着いた先は
【造波プール】
そしてアナウンス。
『只今から造波プールにて波を起こします
危険ですので飛び込みはご遠慮頂きますようお願い致します』
そう、これ。
コレがまた楽しいんだよなぁ!w
姉さんが走ってきて肩を組んでくる
「あーんた達これを狙ってたのね?w」
バレたw
「そうだよ、姉さん♪」
「浮き輪、持ってきてるから姉さん寝てていいよw」
にしても姉さんの水着見た事ないけど似合ってるな〜なんて思ってしまった
「翔楼、ありがとね?でもみんなが居るんだしみんなで楽しもう?」
姉さんの言うことには一理ある。
そうしよう!
姉さんが浮き輪の中に入る。
で、その左右になっちゃんとあーちゃんさんが浮き輪を掴む。
さぁ!俺の仕事は姉さんの前の所を掴んで波の方へ運ぶのだ。
さて、楽しかったひと時はあっという間に過ぎ去ってしまう。
この造波イベントは1時間に1度。
そしてお昼ご飯。
みんな昼の12:30にはプールから上がるように言ってあるので上がっているだろう。
「泳ぎまくったからお腹ぺこぺこだよ〜」
周りも笑いながら賛同
みんな居るみたい。
「お昼ご飯は各自出店に行って好きな物食べて下さい!」
グロッキーっぽい演技をしているあーちゃんさん
「この人波に酔っちゃったみたいなんで避暑地連れて行きますね」
「「「「おっけー!!」」」」
と男子諸君。
なんでそんな張り切るのか分からないけどね!?
姉さんも心配してくれたが、俺1人で大丈夫って言ってのけたからみんなとお昼を楽しんでるっぽい
みんなの目を逃れてから
何事も無かったようにスクっと立ち上がって人気のなさそうなプールに連れていかれる
そして再び、魔のような触感が俺を襲う。
「どう?」
「柔ら…かいです……」
恥ずかしいいいいいっー!!!!
なんで俺が恥ずかしいのおおおおお!?
「素直でよろしい!」
「許してあげよう!」
え、その為に時間まで割いてこんな所に呼んだの?w
てゆーかさぁ!
この人、俺が身体目的で人とお付き合いしてるとお思いなのかな?w
てかこの人、もろ俺狙ってんだろw
自意識過剰?でもそう感じるのは仕方が無いよな!!
「さぁ、戻りますよ!あーちゃん?」
「りょーかーい♪」
何故か少しばかり前より機嫌が良くなってる
俺のさん付けの呼びが気に食わなかったのかな?w
分かりやすいなこの人w
姉さん達が居る場所は大体教えて貰ったからそこら辺を重点的に見てあーちゃんを連れてお昼。
あーちゃんは俺の肩を組んだまま。
芝居が上手いのね、この人はw
「お〜、おかえりー!」としんちゃん。
「随分早かったな、大丈夫ですか?」とゆーちゃん。
「大丈夫なんです?」とひーちゃん。
「同上」とたーちゃん。
「なぁ午後から班分け変えようぜ!」と提案してくれたのはりゅーちゃん。
それに便乗するようにこーちゃん。
早かったなとは言われたけど、実はこの間30分はあった。
なんだと思ったんだ?ゆーちゃんはw
にしても時にはいい提案もするじゃねぇかよりゅーちゃんよw
「りゅーちゃんにそう言われてはするしかありますまいなぁー!w」
と俺が適当にはやし立てる
「りゅーちゃんいいぞぉ〜!!ひゅー!!」
と乗ったのはひーちゃん、しんちゃんw
アハハと女性陣へのウケはよかったみたいだ
「しゃーねぇ!被らないようにするぞ!」
「ローテーションだ!俺のグループはゆーちゃん」
「ゆーちゃんのグループはしんちゃん!」
「しんちゃんのグループはりゅーちゃん!」
「りゅーちゃんのグループはひーちゃん」
「ひーちゃんのグループはたーちゃんな!」
「たーちゃんのグループはこーちゃんな!」
「で、強者揃いの俺のグループはこーちゃんとだ!」
「ちょっと〜かける〜??」
「お姉さんが強者ですってぇ〜?」
定番ネタよな
「((((;゜;Д;゜;))))ヒィッ」
みんな大笑い。
お姉さんと顔を見合わせてニッてした( ´罒`*)✧
だけで終わると思ったが姉さんはノリノリ!
「イエーイイエーイ」
と言いつつアルゴ〇ズム体操的な動き
ぱっちんぱっちんガシンガシーン!
決まった後はふぅーーっ!って言いながらハグ
このお家芸には驚きだろう
誰しもが沈黙している!
「ハイ!チーム毎に解散!!」
そして俺のグループは見慣れた顔付きだがそんなに仲良くというか詳しくはない。
流れるプールにでも行って流れながらお話するか!
「じゃあかける君チーム!!流れるプール行きますよ〜!」
言いながら走っていく!
なんで走るかって?楽しい時間ってのはあっという間に過ぎ去ってしまう。
それに時間は有限だ!
少しでも長く!遊ばないと!!
ーーーーーーーー続くよ?ーーーー
最近挿絵ないじゃん!!って思いますよね?
忙しいんですごめんなさいw
ところで前回の話を持ち出すんですけど、iPhoneって8出るのはいいんだけど10を先に出したら面白い事になるよね
8よりは優れてる!!でも10よりは劣ってるよ?
みたいなw
未来になるから技術的には優れているのに劣化版を作らねばならない感じに思わず吹いてしまった
GALAXY8に乗り換えたいんだけど乗り換える時間がなくて辛いw