第42話 みこーん!仮っ婚
さあさあ。
俺の愛する巫女服が着れる、そして間近で数多のそれぞれの巫女姿が見れると思うとワクワクしてくんな!!!w
語弊が生まれる発言だろうが気にしねぇ!!w
愛さえあれば問題ないよねっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
だって好きなんだもん、仕方ないじゃん(逆ギレ)
それにさ、巫女服ってつまり、じゃぱにーずかるちゃーだよ??コレを否定したら国民としてどうなんですかねぇぇぇぇぇぇぇぇぇええええ!?w
少なからず巫女服から漂う神々しさ、そして同時に生まれるエロス。
いずれ君たちはわかるようになるのさ、気にしなくていいぞ。
「よーし営業開始してよろしいかな???」
あーちゃんの声がスタッフ以外にはいないフロアーに響き渡る。
みんなの巫女服がとぅんばらてぃーです。
眼福!!!!!!!。
普段着ないから動きづらそうに動くのを見てると、とても愛らしい。
それに引き換え姉さんになれた感じで動き回られると少し癪ですw
いっつもこんな和服というかそんなの着ないくせに平然と動き回られるとさぁ!w
たまには姉さんのドジっぽさも見たいのに全然見れないし…w
「よーし、じゃあ営業開始~♪ 」
お気楽な声と共に始まった。
店先の看板にはclosedの文字が反転してopenに。
そして外にも数人出ているからかお客様の集客率は悪くない。
ああいいねぇいいねぇ!!
みんな慣れない感じで覚束ない身ぶり手振りで動き回る
さて、あーちゃんはどうだろうか。
確かハロウィンの時だったかな、あーちゃんの巫女服を初めて見たのは。
猫耳と尻尾着けてたんだっけ、懐かしいな
もうあれから2ヶ月近く経ってるんだもんなw
ってことは俺たちが付き合い始めてそんなに経つのか…
なんて感慨浸っていた。
もう一日中眼福でした、もうコレから一月ほどの間ご飯なしでも生きていけそうな気がする
(超絶爆弾発言)
来月にはちょっとしたサプライズでもしようかな。
なんて企んでいたのはみなも分かってるよね
なんで俺があーちゃんに2日間ほどの休みを頼んだのか。
察しがいい人なら気づいていたかな?w
2日、何が出来るでしょうか!!
俺がしようとしてることのヒント1:女子がよく行きたがるところ
コレだけでもほぼ答えなんじゃないか説あるけどねw
答えを言うと某ネズミが経営している、『なんとかランド』と『なんとかシー』ですw
閉店時間が過ぎ、少し思い出に浸っていたらいつの間にかみんな帰っていた
相変わらずあーちゃんは居残ってパソコンのモニターとにらめっこしている。
これまた懐かしいな。
「あーあちゃん♪」
「おやすみとれる日、決まった~??」
扉からひょっこり顔を出して伺う、が。
答えは帰ってこない。
仕事中だし根を詰めすぎないようにと注意しようとしたら足が止まった。
だってそこには天使がいましたんですもの。
巫女服のままだけどパソコンに向かって仕事をしようとしている懸命なあーちゃんの姿がありました。
もぉぉおおおおおおおw
なんでこんなに可愛いんですか、頑張りすぎもよくないのに。
俺はこの建物の鍵の在処を一度教えて貰ったのを思いだし、眠っているあーちゃんの安全を守るために鍵を閉め俺は1度家に急いで帰った。
そしてまたすぐに、あるぺじおに向かって走り出す。
なにをしたかって??
明日の学校の準備だよw
学校までの距離なんか気にしている場合じゃない、俺には守るべき『大事な人』と『大事な場所』が出来たんだから必死に守らないといけないんだよ…!!!
あとついでにブランケットを持ってきた、確かにベッドがあるぺじおには存在するけど、今の季節と最近の気温をご存じ????w
バカかってぐらい冷えてるんだよ?w
そんな季節と気温の中、なにも暖をとらずに寝てみろ?何が起こるか誰しもが想像できるでしょう風邪をひきます。
営業どころじゃなくなる→あるぺじお臨時休業
ダメダメダメダメ!!!w
とりあえずあーちゃんの御体を大事に抱え、ベッドまで連れていく。
ゆっくり降ろして布団などを被せてあげるが、暖めていないからか目が覚めてしまった。
「あ、起きちゃった?」
「あーちゃん、働きすぎはよくないです」
「俺もお手伝いするって言ってるじゃん、だから溜め込まないで?」
「今日は俺ここに泊まっていくからお手伝いするよ」
あーちゃんの瞳からは滴が。
年末年始を共に過ごし、彼女からの信頼を圧く得たつもりでいたがまだらしい。
「だって…しょーちゃんに心配かけたくないしさ…しょーちゃんには笑っててほしいからこういうのは私がやらないと……」
うん?全く分からない。
「あーちゃん、その言葉まんま返すよ
俺はあーちゃんに笑っててほしいから仕事を分けてって言ってるの、
今まで辛い思いをしてきた、その倍、いや。それ以上を俺はあーちゃんを幸せにしたい。
だから溜め込まないでよ、まだ年でもないよ、でも俺はあーちゃんを仮結婚あいてのつもりでお付き合いしてるんだ。
だから、あーちゃん。
無理はしなくていいよ。
お疲れさま。」
彼女は声をあげて泣き始めた。
その日は彼女をただ受け止め続けた。




