第37話 8ゅ詣
初詣が終わり、お家に帰るよっ!
ここで一旦あーちゃんとはお別れだ。
「あーちゃん、俺たち今から従姉妹の家行くからコレで一旦お別れなのよ~」
「あっハーイ楽しんでってね~♪ 」
「私も正月だし帰ってみるよ、お父さんお母さんありがとうございました!」
そう言ってぺこりと頭を下げ、家のある方へと足を向け歩き出した。
なんか酷なことしたかな、後ろ姿が悲しげに目に映る。
ダメだ、このまま見てたら泣いてしまうw
やっぱり乗せていきたいから行こ!
「よし、出発しんこー!!!」
少しずつ進み出す、進行方向はあーちゃんが向かう方向と同じ。
「止まって!やっぱりあーちゃん、行こ?」
ドアを開けて手を差し伸べる。
「いいの…?」
後ろを見ると母さんや姉さんは笑顔でいる。
父さんの顔は見えないけどきっと笑ってるだろう
父さんのお兄さんの子供は姉妹なんだけどね、正月だからか帰ってきているらしい
どっちも成人してるから正月や、お盆休みとかじゃないとなかなか揃わない。
だから揃った時にこそめいっぱい遊ぶんだ♪
別にお年玉とかは欲しくないんだけど今年は少しせがんでみようかなw
車でだいたい1時間と30分前後はかかるからそれまで話をしたり遊んだり。
だいたい14時半頃についた
「あけましておめでとうございま~す!」
すると奥の方からドタバタと近付いてくる足音が聞こえてくる
<どなた…?
俺の後ろから姉さんがひょっこりと顔を出す
<あっえりかぁ~!!!!
って事は…そちらの女の子もとい、おとこの娘は翔楼っ!?!?w
「正解!俺をこんな哀れな姿に変えた子が姉さんと、もう1人いるんだけど紹介するね?」
壁|ω・`)チラッ
こんな感じで玄関から入ってこないから手を引っ張って中に。
「こちらが、俺がバイトし始めた所、姉さんも務めてるんだけどそこの店長さん」
少し赤い顔のまま
「杉鹿明澄香と言います、店長兼、翔楼くんとはお付き合いの仲でいらせてもらっています!成人してますのでお酒のお誘いしてくださっても結構ですよ~w」
わぉ、そこまでぶっちゃけちゃうんだねw
<(ΦωΦ+)ホホゥ....この子が翔楼の彼女さんかぁ~。
やったじゃん!このまま駆け落ちだねw
あっ。私の自己紹介まだだったねw
伊達 一織と言います!
歳は、ん~永遠の18歲?w
趣味はゲームとか!
カンタンに説明。黒髪ロング!
身長は163~4cmぐらい?w
永遠の18とか言ってるけど28。
もう1人のお姉ちゃんがどこにいるかは何となく検討がついてるから向かう。
というのも部屋なんだけどねw
襖を開けるとやっぱり見なれた顔が。
ほらwこの人帰ってきてもずーっとギターで遊んでるんだからww
「あけましておめでとうございます!」
<だれ…?w
この件二回目だから割愛!
<じゃあ私か?
えー伊達千嘉です、趣味はギターとか楽器?ですw
歳は29でアイツの一応お姉ちゃんだよ☆
いい!これぐらい大雑把に説明してくれるとする気がなくなる感じいいねw
髪色は金に近い茶色、妹と違って堅実な生活はしてないw
持前の楽器でお金を稼ぐお仕事です!
でもホントにカッコいいんですこの人。w
従姉妹のお父さんが「初詣行くぞー」って。
こうしていつも元日には初詣しに2回参るのです。
俺の格好振袖、姉さんあーちゃん振袖、他の方々(一織姉ちゃん、千嘉姉ちゃんに母さんと父さん、父さんの兄さん)みーんな私服!
動きやすそうで見ていてむずむずする……w
参拝も終わって遊んでると夕飯。
朝にも一応食べたけど従姉妹のお母様のおせちはめちゃくちゃ美味しいんです!
俺と父さん以外はお酒に手を伸ばす。
おせちをつまみながらお酒で喉を潤す
なんだか見てるだけでなんか呑みたくなるよねww
帰りの車の中では父さん母さん以外のみんなは
遊び疲れたからか俺を挟んで左右に姉さんあーちゃんが俺にもたれかかって寝てる
俺もなんだか眠くなってきたな……。
寝るかw
おやすみいいいいいい!




