第29話 ファースト絆
さぁさぁ〜!!?
ホントに寒くなってきたな、風邪には気をつけろよ!あとインフルエンザも流行るから気を付けろ!?
あと5、6日もすればクリスマスだ。
つまりこれはイベントだ、ということはあの子が黙っているわけが無い。
そう思いながら家の前に着く、そうあーちゃんとの帰り道の途中だったのだ。
今日は姉さんは休みだった
というのはあーちゃんが「今日は休んで!」って言ってきかなかったからw
父さん母さんは俺が家に帰っているのを知っている、このあーちゃんを含め知らないのは姉さんだけw
玄関のドアを引き、中に入る。
「ただいま~!」
このただいまは姉さんを呼ぶサインのようなもので、いつもは言わないし意識もしてないw
今まで部屋に居たんだろう、俺の声が聞こえてすぐ階段をとてつもない早さで下りる音が聞こえてきた。
それは勿論姉さんの足音だ。
階段を駆け下りてきたが走ってくるとは真逆で、俺が居る、俺たちが居る玄関にゆっくりと、着実に歩を進めてくる。
そして恐らくコーナーに差し掛かった頃だろう。
俺たちも部屋に向かいに歩を進め出した。
そして鉢合わせる。勿論想定済みだ、だがそこには綺麗な顔が涙で崩れている姉さんが居た。
「かけるぅうう~…」
押し倒される。例え家の中の廊下と言えど多少は痛かったww
姉さんは変わらず俺を抱いたまま離さない。
あーちゃんには口パクで先に行っててと伝えた。
「ただいま、姉さん部屋に戻ろ?」
「ゆっくりお話しよっか♪」
そう言っても姉さんは俺に抱きついたまま離さない。
そんな姉さんを背負い、階段を上る。
なにか当たっているが(自主規制)気にしない方向で!w
全然最近そういう描写がなかっただけで、やましい気持ちが無かったわけないよ?www
久しぶりの姉さんの部屋。
何ら変わりはない、筈なんだが、少し荒れているように感じた。
「姉さん、ホントにごめん」
泣きじゃくった姉さんの顔には涙がまだ溢れる。
「ホントに…寂しかったんだよ……」
俺は想像以上に勘違いしているらしい。
俺の存在理由について考えていたんだが、それすら勘違いだった。
俺には仲間がいて、そんな俺を心配、いや。
待ってくれる人がいる。
「ただいま、姉さん。」
「身長とかは変わらないけど多少大人になってきたよw」
「おこえり…かける……。」
姉さんの背中を摩ってあげる。
泣いていたんだがとうとう咽ぶようになった。
そこまで姉さんは俺を必要としてくれていたらしい。
これが俗に言うブラコンってヤツっすねぇ!?w
かく言う俺も多分シスコンなんだろうなぁwww
「ありがとう、姉さん大好きだよ。」
「涙が止まるまではココに居るからさ、止まったら料理のお手伝いに行こ?」
「その目の回りが赤ーくなってる状態でww」
ポカポカ殴られる、全く痛くないけどねw
「もぉ~バカ!さっさと行くよ~??」
「はぁ~い♪」
あーちゃんを長い間放置しちゃってたからどうしてるか心配だ!!w
一度キッチンに行って母さんにあーちゃんの場所を聞いたがなにも知らなかった
俺の部屋に戻るとベッドに横たわり寝ている。
寄り添うように横に並び
「今日は一人の時間を多くしてごめんね」
と囁いた。
夢の中であろうあーちゃんは幸せな夢でも見ているらしい。
「にゅふふ…♪」と寝言のような呟きが漏れた。
姉さんとファーストキスをしたが確かに運命の人。でも違うんだよw
俺の運命の人は恐らくあーちゃんだ。
寝ているからあーちゃんは分からないだろうけど、分からない間にキスを交わした。
今日ですね?
母親の車に乗るときにスマホ握ってたんです、左手に。
その時にですね?
右手で開けたら勿論引き扉なんで手に当たりますよね、勢い良く開けてしまった私は絶望した。
左手に思いっきり当たった訳です。
スマホは空中にフライアウェエイしまして液晶に部分的にヒビが入りましたw
この際乗り換えする気なんですけど、つまり言うと今までしていたゲームのバックアップ、引き継ぎをしないといけないんですよ汗
がんばります(´・c_・`)
遅れてすまない…(某すまないさんの真似)




