第10話 しあたーぽっぷ
待ち合わせもしたけど、人を待つのは嫌いじゃなくてね。
むしろ、好きなんだ
ほかの人ってばどんな事してんだろって観察眼が働くw
人間観察が好きなんだよ(*´∀`*)
そうやってベンチでキョロキョロしている俺の後ろから優しい感触が襲う
どうせあの人だろw
振り向く
「はろはろー?しょーちゃん」
「はろーあーちゃん」
外でもしょーちゃん呼びは変わらない
なんだろね、こればっかりは謎。
みんな本名知ってるのに。
アレ、これってもしかしてまた俺だけ的なパティーン?
俺あーちゃんの名前知らないんだけどwwwww
まぁ、後にじっくり聞こうかな
「何か見たいのあります?」
と俺が。
「え、しょーちゃん見たい作品ないなら、私あるんだけど良いかな!?」
「どーぞどーぞー」
で、でた〜!
ラブストーリー的なやーつじゃんコレ!
あるよね!男と来てこういう媒体見せて気付かせるみたいなさぁ!!?w
「あーちゃん、お飲み物とポップコーンは如何いたしましょう?」
「飲み物はコーラ!ポップコーンは私は要らないよ!」
「へいへーい」
「少々お待ち下さい?」
カウンターで頼む、俺の飲み物はレモンティー!
勿論!映画館と来たらポップコーンのキャラメル味よ!
あーちゃんがさ、要らないとは言ったものの絶対ポップコーン食いたいのは見え見えなんだよなw
だから大きめのサイズを頼んだのよ
「お待たせしました〜♪」
「ありがと、しょーちゃん♪」
さてと、そろそろ上映10分前ですし開演するでしょう!
すると放送。
「間もなく、上映10分前ですので開演致します。」
「開演しますし俺もこのポップコーンと飲み物置きたいんで、行きましょ??」
よくさ、ポップコーンとかってアニメによってはその絵柄の入ったケース貰えるよね。
私の家にはポケモンとドラえもんのがあります
(筆者)
それは置いといて、さっさと席についた。
だいたいスクリーンから20列列あるとしたら丁度10列目ぐらいが見やすいんだよね〜ココ。
近過ぎたら首が…さw
「ちゃんと上映始まる頃にはスマホの電源は切ってなさいよ?あーちゃん!」
「しょーちゃんだれ〜w」
「お母様的な!」
チラッとあーちゃんの全体像に目をやる。
夏休み明けてすぐとはいえさ、流石にキャミで来たら寒いでしょうにw
俺は元々寒がりだから重ね着する人なんだけどね。
俺?もちろん長袖on長袖よ。オールシーズン!
\ブーーーーーーーーッ/
上映開始のブザーが鳴った。
始まる、モニターの方に目は向けつつもやはりあーちゃんにも心配を。
何せ長袖着てる俺でも少し寒く感じてきた。
ならあーちゃんも…
肩に手を当ててる。ほーら見た事かw
寒いんじゃんww
俺の上着をあーちゃんに渡してあげる
それに手も冷えてるだろう、ポップコーンを摘んでいない方の手を差し出す。
「握って」
と小声で。もちろん周りの方に迷惑のかからないように!
つめたっww
なんだよコレw
雪を触ってるみたいだわ
上映が終わる頃にはあーちゃんの手も身体も温まっているだろう。
少しの間はこのままでいてあげよう。
特に女子ならキュンとくるであろうシーン。
そこを俺が耐えられるか、が問題だけどねw
あっヤバイそろそろ来る、
あっキタキタキタキタ━━━(゜∀゜≡(゜∀゜≡゜∀゜)≡゜∀゜)━━━━!!
それにすかさず、ちゃんと見ろみたいな意思の感じれるように手を絡めてきた
\( 'ω')/イヤアアァァァァアアアァァァァアアア!!!!
ふぁああああああ!!!
\ブーーーーーーーーッ/
上映終了のブザー。
次第に見ていた客も出ていく、俺たちも出よ?と言おうとあーちゃんの方を見る。
目がうるうるしてるううう!?
どうしたあああああああっ!!!!!?
俺なんかしてしまった!?
「ありがとね、しょーちゃん」
と言いながら俺のコートの裾をぎゅってする。
あぁ、涙がこぼれ落ちる。
なんだか心が痛いよね。
別に悪い事した理由じゃないんだけどw
「と、とりあえず出ましょう?あーちゃん。」
流石に次の上映の人に来られたらこの状況を勘違いする人が出てきそうw
目元の涙を拭ってあげて手を差し伸べる。
「ありがとう、大丈夫、1人で立てるよ」
と笑顔を振りまく。
今までの笑顔とはなんだか格別違って見えた。
一つ言えるなら、今のあの人なら好きになってもいいなんて思えた。
さぁ、そんな後が来たのでっと。
そろそろ聞こうかねぇ?
「あーちゃん、お名前、そろそろ教えてくれません?w
オフでまであーちゃん呼びしなくてもいいでしょう?w」
「どうしても言わなきゃダメ?」
コレまたよくあるヤツ!目をうるうるさせおって!w
「教えてくれないなら特別にあだ名とか付けれませんけどいいんです?」
ちょぴり煽りを込めてみた。
するとどうでしょうw
頭を左右にぶんぶん振り始めたじゃないですか
「じゃあ教えてよw」
「私の名前はね、…………か」
「ん??」
よくあるヤツ?顔真っ赤でもじもじして名前を言うのを恥ずかしがりマンかぁ???w
「私の名前はね、杉鹿 明澄香って言うの」
やっと聞けたわw
「じゃあ明澄香さん、もといあすみん。お話を聞きましょうか。過去になにかあったでしょ?w」
「ま、場所もよろしくないからスタバにでも行こっかw」
そもそもさぁw
俺がただコート羽織らせてあげただけで泣くとか絶対過去になんかあるじゃんw
この人の世話って手間かかるよね〜w
バイトし始めて2ヵ月強。なんだかほかの人よりこの人の扱いが上手い自信があるわw
次までお話は続くよ!
今年の秋アニメって豊作ですよねぇ!
見る予定なのは
まずネト充でしょう?ラブライブ!サンシャイン!!でしょう?
鬼灯の冷徹でしょう?
うまるちゃんでしょう?
などなどですねぇ!
いっぱい!!!
日々が忙しくなりますよぉww




