42話 炎上とゴーレム
ハロウィンの魔法は常人の域を超えているロボットのルーネも移動も困難状況の状況にさせている。
【爆風刃陣形】により空中に瓦礫や屋台、そしてケイト達の攻撃から逃れていた民家までもが漂い尚且つルーネが至る所に設置した風耐性を持つ【巨大蜘蛛の糸】までもがただの糸くずの様に【爆風刃陣形】へと吸い上げられていく。それらが、ルーネのにぶつかったり付着をして少しずつだが服を汚し服が破かれていくが、ルーネは亀の様な移動も困難でその場にいるのがやっとであった。
ルーネとは違い涼しい顔でハロウィンは、ルーネの無様の姿を指をさして哄笑をしている。それに対して、ルーネは何も反応できず先ほど変わらず、地面に這いつくばっていた。
「無様 本当無様ね これ使っちゃうと相手が本当虫みたい地面を這いつくばってるしかないから つまらなくなるのよ だけど貴方なかなかの玩具だったわ メイドちゃんも後で粉々にするから先に貴方は逝っちゃいないさい」
【爆風刃陣形】の三つの柱のそれぞれから強大な風の刃が飛び出した。三方向に弧を描きつつ逃げ場を無くすようにルーネの元に飛んでいく。
前に進むことが不可能、ならば後退でもしようとするならばハロウィンと共にゆっくりと進んでいる【爆風刃陣形】のミキサーみたく触れてしまったら粉々になってしまう恐ろしい渦飲まれてしまう。
もちろん迫りくる三つの刃に触れるものならルーネの体半分の切断されるだろう。ルーネがこれに対する回避行動の手段は前進という過酷な道しかなかった。そうルーネは絶体絶命のピンチになっている。
「これだね」
黒い物体が【爆風刃陣形】からルーネを守るように三方向に立ちふさがる。3つの刃とにルーネを守っている物体がぶつかった瞬間にハロウィンが血しぶきを上げ、爆風で身動きが出来ずにいたルーネの姿は消え黒い物体のみとなった。
そして、その物体はハロウィンの暴風域から悠々と帰省して主がいる時計台の頂上に戻って行く、そこには左右不対象の服装と髪型をしているチュームとケイト、ルーネがいた。
「うん なかなかうまくいったね でもこれでこの三体は故障しちゃったから ケイトねぇ回収 ヨロ」
「それはいいけど 何をしたの… それに…それ何なの…?」
「六脚型ロボットで完次が作り出した【小機械部隊】を参考にして作ってロボットなんだけど? それに私の腕と足のパーツをこいつらに装着して【チュームの試験的八十八式電伝比凜開け門】を使って魔法だっけ? それをあいつの近くに送ってやった それでケイトねぇとルーネちゃんはこの【チュームの試験的七十一式電伝比凜開け門】が付いている方のロボットで回収と…なかなか良かったでしょ 」
「違うわよ チュームのおかげで助かったわ でもデザインが…ちょっと」
「デザイン? 何処か変かな?」
ケイトとルーネを救ったロボットは【小機械部隊】に似ていたがモデルになっている生物が違っていた、完次が作った【小機械部隊】は蟻によく似た造りだが、チュームが作ったもの黒く卵状の物に六本の足が付いている造りで、暴風域でも転倒や停止する事なくフルスピードでガサガサと進んでいく姿はまるでゴキブリのようであった。
そのゴキブリロボの胴体には【門】の材料になるチュームの手足のパーツを備え付けられていて、魔法にぶつかる瞬間ゴキブリロボは背を向け魔法をハロウィンの背後に転送したのだ。
「最初見た時 巨大なゴキブリが出たのかと思って驚いちゃったじゃない」
「変更希望 そして 作戦 開始 遅い 早く 実行 願望 」
「ごめん ゴメン 御免 ちーっとばっかし 【門】を使いすぎてへばったからケイトねぇのお弁当で栄養俸給しながら ルーネちゃんの獅子粉塵の活躍と暴風域の中でも見えなかったルーネちゃんの御パンツを当てゲームに夢中になってしまって…んで正解 教えてくれない? 私はピンク色のパンツと予測してるけど違う?」
「不正解 且つ 拒否 」
「あらら 迷宮入りかな まぁチャンスが来たら覗くとして あの生物まだ生きてるのね これはかなりの強敵ね」
自身の魔法を受けたハロウィンは、共に浮遊していた杖から落下し地面に落ちていた。そして、その場に立ち上がって見せたが、特徴的だった服はビリビリに破かれ右腕ブラブラと揺れ出血も見られ力が入っていない様子、左脇腹、右足から出血が遠くからでも確認できるほどハロウィンは深手を負っていた。しかし、ハロウィンは不気味に高らかに笑い始めた。
「何か月ぶりいや何年ぶりかしら 私に出血なんてさせた人 一年? 二年? まぁいいや… もぉ許してあげないから…」
ハロウィンは再び杖に乗り上空に舞い戻ると両手を胸の前でパンっと大きな音を立てて合わせると、<オリン>の街に刻まれていた刻印が赤く光り魔法陣が浮き上がる。
その瞬間、炎が<オリン>の街を覆い隠す様子に細かい網目を作りながら空高くまで縫っていく。そして、天空高い場所で最後の一縫いが行われると〈オリン〉は脱出侵入が困難な牢獄に入ってしまった。
【魔女の大暴れ】
「これであなた達も村の人達も一切逃がさない ハロウィンちゃんに殺されるか炎に触れて死ぬか選びなさい」
自身の南瓜のポシェットから中瓶状の物を取り出し入っていた液体を負傷した右腕にかけると見る見るうちに、傷口が塞がっていき力なき右腕だったものが回復、再びポシェットから瓶状の物を取り出すが先ほどより小瓶を取り出し、左脇にかけると止血をした。
右足を治そうポシェットから小瓶を取り出そうとするハロウィンに襲い掛かる人影いる。
ケイトだ。
「それはさすがに許さないよ」
「メイド いつの間にきたのよ」
ハロウィンはケイト達の距離を確認し一本の高傷薬と二本の|傷薬(ポーション飲みきることを確認した後、回復行動を起こした後相手に再び攻撃行動を行う何も間違った行動をやってはいない。
油断もしていない。しっかり相手の三人の位置を確認した後、傷薬をかけて負傷した箇所を治癒をした。メイドとハロウィンの距離は直線距離で約400メートル、ハロウィンの元に来るにはこの暴風域を超えさらに三本の風でできている柱を潜り抜けないこないといけない。
それに、相手の行動や遠距離攻撃は体質である【風を愛した女】で反応ができる完璧な防御網中にいたハロウィンは奇襲を受けて驚愕をしている。
*【風を愛した女】は、直径一キロ以内になら相手が動作した時に生じる風の動きを感知、尚且つハロウィンに向かってくる魔法や武器などもすべて感知が可能であり、さらにもう一つ有りそれはハロウィンは風の鎧に守られている。これは敵はもちろんハロウィンすら見えなく、ハロウィンが戦闘を開始したり、身の危険を感じると自動的に発動をし、三メートル以内に入った中位魔法や遠距離武器の強制的に軌道をずらす事ができる。しかし、近接格闘技は軌道をずらす事は出来ない。
ハロウィンは、この【風を愛した女】があるからこそ、防御面に関して絶対的自信があるのだ。相手の行動を感知をすることによって襲撃や近距離の仕掛けを未然に防ぐ事も可能だが、ハロウィンは相手の移動する場所さえ予測をする事ができるようにもなった。
そして、風の鎧は中位魔法や飛び道具ならハロウィンに傷一つ付けられないが、高位魔法以上の攻撃は風の鎧は無力であるが、高位魔法になれば詠唱や魔術なら魔術式を描かなければならいそんな事をこの私ハロウィンが見逃す事がない。
長年の月日かけて最高峰の防御体質を完成し、元々持っていた魔法の才能による魔法や魔術はさらに自信がある。だから、ハロウィンは戦闘に自信がありそして今まで結果を残せてきた。
だが、その自信と今までの戦闘経験が今の相手には通用しない。【風を愛した女】でメイド達に動きは感じたが、逃げる仕草も攻撃を仕掛ける仕草も感じない。
ただ一歩踏み出す動作を感じた時には、メイドが自分の目の前に現れたのだ。こんな事今までなかった…多くの論文、論述大量の本を読んで来たが…こんな魔法を知らない…そしてハロウィンは一つの結論をだす。
ハロウィンはペロッと唇を舐める。魔法をこよなく愛しているハロウィンは、王国内でも随一の魔法研究家の一人である。
この異世界での魔法は6種類で構成されている。【火】【水】【地】【風】【光】【闇】の6種類で構成されていて、確認されている魔法だけで1000を超えている。
1000も超えている魔法全てを覚えているハロウィンは、ケイトと移動した魔法は知らない。移動速度あげる魔法は存在するハロウィンが【魔体術】で使用した風の魔法【風速】がその一つである。
だが、【風速】を使用したと思えない。今現在ケイトがハロウィンに殴りかかっているが以前と変わらないスピードで切りかかっている。
それに【風速】を使用したとしてもハロウィンの元にたどり着けない。だから、ハロウィンは未知の魔法にたどり着いたのだ。
・・・ 未知の魔法とか楽しみじゃない 捕獲をして研究してやろうじゃない ・・・
研究心を擽られたハロウィンは、少し落ち着きを取り戻せていた。奇襲は受けたもののケイトの近距離攻撃は予測ができる。
刃渡り19センチの刃物を所持しながら首を目掛けて右から左の攻撃。ケイトはハロウィンが感じ取った攻撃方法をする。もちろんハロウィンはこの攻撃を余裕にかわすことが出来る。そして、ケイトの腹に向けて【魔体術】で蹴りを一発入れる。
・・・ メイドの接近攻撃は感じ取れる。 これなら負けない 落ち着いて対処すれば 楽勝ね・・・
ハロウィンから重い一撃をケイトはどうにか両手でブロックをしてダメージを軽減したが、右腕左腕が重い。まるで手首に錘を付けられている様に重い。ケイトはその重たい腕を持ち上げるほど強い思いがある。
「私だけ何もやっていないとか 完次さんに報告できない 」
ケイトは思っていた事がある。ルーネは、今回の戦いたくさんの情報収集が出来ているはずだ。一緒に戦っていた私自身が一番驚くほど多くの情報を持っている。そして、チュームは私とルーネ二人がかりでも傷つける事が不可能だったものをたった一撃で相手に深手を負わせる事ができた。
では、私は何をした?自身でも問う…だが、答えは簡単だ。完次が言われた事を実行した…それだけなのだ。ルーネとチュームはそれ以上の事を成し遂げている。
ならば、私も成果を残したいのだ。
【恋する乙女の早着替え】
瞬時にケイトは、迷彩服から短パンにスポーツブラに服装を変わり拳にはバンテージを巻き女性ボクサーの姿に変わる。その変貌に警戒をするハロウィンは、体質で動きを感知をして、ケイトの動きを予測した。
・・・前ステップ?・・・
ギリギリの所で避けてスレスレの恐怖を味わって楽しむハロウィンが、メイドから漂う危険な香りを感知をした事によりバックステップで距離を取ろうとするほど余裕がない殺気を感じたのだ。
大きく距離を取ろうと踏み込んだ瞬間、先ほどまで全体を見えていたがメイドの上半身しか見えなくなるほど近づき、右腕に力を蓄えているのが把握できる。
・・・ 来る 来る 右のパンチが来る あれだけは当たってはいけない 顔面 いや 体 何処よ どこを狙ってるの 構えた状態だけで狙いが分からない 動き出したら体質で避けれる大丈夫… 大丈夫よ ・・・・
ハロウィンが戦闘が高いからこそケイトの禍々しいオーラを纏っている右手拳を警戒ができている。逆に出来てしまったこそ、ハロウィンは動き鈍らせ反応も判断力も鈍らせることに成功したのだ。
ケイトはボクシングというのが非常に恐ろしい格闘術の一つであると知っている。人間の拳が時速50キロという信じられないスピードが出しそれを人間の急所に目掛けて殴るつける。その瞬間の衝撃の重さは約一トンという衝撃を人間の拳が作り出せる。
ロボットであるケイトはどれぐらいの衝撃を起こせるかという素朴な疑問が起きるが、ケイト自身も明確に知らないが全力で今その素朴な疑問に終止符を打つ。
その為の最高のストレートパンチの打ち方を知っている。構えた所から狙った箇所までの最短距離をはしり、その時には足や腰を回転させたエネルギーを右腕に伝える。
ならそのすべてを機械で最大限に伝え最短距離を走った鉄の拳で撃つ事にする。
ケイトの体の中にある無数の機械のパーツが最速の回転を作り出すために動き、その時発生した運動エネルギーを右腕に伝える。
ケイトの右腕は音を置き去りにして、ハロウィンの認識よりも早く拳を突き出していた。
が、突き出した右腕はハロウィンの体には届いていなかった。
ハロウィンが避けたのではなく、ケイトの右手がその打ち込んだ衝撃に耐えきれず、ボロボロとパーツを落としながら右腕が壊れているのだ。
「いやぁああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」
悲痛な叫び共に、痛みは感じる事ないケイトは落ちていくパーツを一つ一つ丁寧に集めている。その姿は、まるで新婚の花嫁が結婚指輪をどこかに落としてしまい探しているに酷似している。
今現在も隙だらけのケイト…今の状態のケイトなら誰だって一撃を与える事が容易だ。しかし、ハロウィンは一切攻撃をしようとしない…いや出来ないのだ。
ケイトの右ストレートそこから生じる衝撃波も一切ダメージは与えてはいないが、ハロウィンの体はブルブルと震え顔が青白くなる程に心に恐怖を植え付けていた。
ハロウィンは一切見る事も感知をすることもできず、殺気、怨念、嫌悪、憎悪の塊がハロウィンを襲いのそのまま突き抜けていった。
それらの負の感情は、普段の戦闘で感じる事があるが塊として襲うことがなく、ハロウィンは人生で初めて恐怖というものを味わったている。
体や顔からは大量の冷汗をかき、体を突き抜けていった目に見えない塊は何処に行ったのかを背後を確認すると、【爆風刃陣形】が生み出した三本の柱の内ハロウィンの背後を守っていた柱が上下に分裂し崩壊して、さらに奥にある<オリン>の街を炎で包んでいる【魔女の大暴れ(トリックオアトリート)】の炎の壁に巨大な拳の穴を作っていた。
炎の壁は修復に向かって、再び網状に編み込んでいくがハロウィンの心は修復をしていかない。もしも、あの右手が自分自身の体に触れていたらと考えると、足もガクガクと震えその場に倒れそうになっていく。
「私の・・・私の大事な宝物・・・完次さんが私を作ってくれた時のとっても大切なパーツが… 」
体に傷を作るよりも治りにくい心の傷を作ったのにもかかわらずケイトは、必死にパーツを集めている。がむしゃらに左手のみで集めているが、右手が使えない分集めるのに時間をかかっている。
「な・・・なんなのよ・・・あなた達・・・本当・・・なん・・・なの・・・右手を見る限り人間じゃないし・・・それにさっきの技も・・・魔法 魔術 魔体術どれでもない ほんと… 何なのよ 」
先に戦いに戻ってきたのはハロウィンだった。未だに恐怖の色は隠しきれないが、詠唱を始め無防備なケイトに攻撃を仕掛け始めた。
ケイトは身の危険を感じているのかどうかわからない。だが、未だにパーツを必死に集めていて、ハロウィンの魔法を避ける仕草は見えない。
では、ルーネとチュームはどうしているのかというと、ケイトを助けたい気持ちがあるが体がその場から動けない状況に陥ている。
チュームの【門】は人や物を運んだり、魔法すら送り付ける事もできて有能だが重大な欠点がある。
それは、【門】を作る時には、チュームの手や足と言った体のパーツを使用するため、残されたパーツだけではチュームは立つ事も移動する事もできない。
無理にも移動しようものなら、残されたパーツに負荷がかかり壊れてしまう危険性があり、一番最悪なのは【門】使用中は脆くそして撃たれ弱くなっている。その状態なら村の子供達でも容易にチュームを壊す事ができるから隠れて行動を取らないといけない。
さらにもう一つ、体力の消費が激しいのだ。
ハロウィンの戦前に完次を工場に送り付け、今駆けつけているだろう完次のために【門】を<オリン>の外に設置をし、先程のケイトやルーネの救出とハロウィンの魔法を送り返した時にも使用していた。
チュームは、ケイトやルーネを救う前から体力を大きく消費しヘロヘロの状態なのに、無理をして戦闘に参加をしている。
そして、ケイトをハロウィンの元に送り付ける事で限界を迎えた。【門】で使用したのは腕のパーツにもかかわらずチュームはその場から動けない状況であった。
ルーネは、怪我や負担といったものがないが、ハロウィンの元に向かう手段がなく困惑している。ケイトはチュームの【門】を使いハロウィンの元に向かっていたが、今のチュームに再びに【門】を頼むのは酷使な話だ。
しかし、【爆風刃陣形】を破ってハロウィンの元に向かう手段は悔しいがルーネにはないのだ。むやみに【爆風刃陣形】の暴風域に入るとまた誰かに助けてもらう事になってしまう。
ルーネは必死にいろいろな手段や方法を考えている…考えているが見つからない。
そして、ハロウィンの詠唱が終わりを迎えた。
「もう・・・いいよ。。。 メイド頑張ったよ・・・だから死んで お願いだから死んで・・・」
ハロウィンは【爆風刃陣形】の二本の柱から巨大な【風切】をケイトに向けて放出した。
巨大な風の刃がケイトに向かっていくのを見ているとハロウィンは恐怖が消えていく。
メイドを殺せば…殺せば…この変な汗も心を押しつぶしてくる感覚もなくなると思っているからこそ、この魔法がメイドのに向かっていき体を真っ二つにする瞬間を初めて心から望んでいる。
「死ねええええええええええええええええええええええええええ」
今までに言わなかった事を平然で大声で叫んでいる。
今のハロウィンの願望なのだ。戦いで命乞いの願望をするもの…願望をする者は愚かと思っていたが、今はそんなことどうでもいい。
早く。早く。あのメイドを殺してくれ。
いつもならあっという間に敵を真っ二つにするのに、今は時間が長く感じている。
ハロウィンの魔法が遅くなっているのではく、ハロウィンが遅く感じているだけなのだ。
・・・・ 死ね 死ね 死ね しね ・・・・
何度も何度も言う。
死んでほしいと何度この言葉を言ったのかわからない。
が
ハロウィンの願望を打ち壊す様に魔法とケイトの間に大きな壁が現れる。
そして、その壁はケイトを魔法から救った。
この壁は一体何なのか一瞬混乱したが、ハロウィンの眼にその答えが大きく…とても大きく現れている。
鉄の鎧を被りそして巨大な盾を複数所持している巨大な生物
ハロウィンは古い書物に書かれていた巨大な生物を思い出していた。
「これが・・・・地傀儡・・・とでも言うの・・・」
地傀儡…土の魔人。巨大で強大な力を持ち合わせている魔人で、たった一体で都を落とした伝承されている
その地傀儡がメイドを守りそして煙を吹き出している。