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能力(チート)をもらって、異世界

ーーーー神様side

ー約1時間後


「決めました」

しばらく考えた後、そう彼女は答えた。

私はこの1時間の間、あえて彼女の心を読まなかった。心を読むことによって彼女の考えがわかってしまうと、その先、どんな人生を送るかの予想がついてしまうからだった。この魂のいる内は、退屈しないでおきたかった。

「異世界に、行きます」

これで、当分退屈せずに居れそうだ。

「良い判断だよ」

私がそう言うと、どうも彼女は苦笑いをしたようだった。一方的に召喚されて、いきなり神様からお願いされたから、断れないのかもしれないですね。

だから、確認の意味も込めて、私は言った。

「本当にいいのか? もう元の世界には戻せないが」

「はい。きっと縁があってのことでしょうし、なにより、神様にもなにか理由があってのことだと思うので」

これでは暇潰しのためとは言えないですね。

兎も角、これからのことを決めていきましょうか。

「とりあえず、元の世界の君に関する記憶はどうする?消すか消さないか決めてくださいね」

すると、彼女は迷いを見せず、はっきりと答えた。

「消して下さい」

「何故、消すのですか?」

「いきなりなにも残さず消えて、家族に迷惑をかけるよりは、最初から居なかったことにして置きたいからです」

なるほどね...15才にしてはなかなか家族のことを考えていますね...

「では、元居た世界の記憶は消すとして、転移する世界について決めていきましょう」

さてと、と彼女は一体どんな世界を選ぶのか、楽しみだ。

「...魔法や超能力の在る世界は在りますか?」

...この所彼女の居た世界からの魂はこの選択が多い。ブームなのだろうか? 顔には出さずに答える。

「ええ、在りますよ。」

「本当ですか!! やった! 」

思っていたよりも、彼女にとって魔法や超能力は大切な要素らしかった。次から彼女の居た世界から呼ぶ魂には魔法や超能力の世界へ行けます、と言うことにしようか。などと考えつつ、もっと詳しく決めてもらうこととする。

「他に条件は有りますか?」

「えっと...価値観が元の世界と違い過ぎない所でお願いします。そして文明が発達しきっていない世界が良いです」

なるほど、そう来ましたか。

「あ、あと魔法も科学もそこまで発展してない世界でお願いします」

「なんでですか?」

こんな条件は珍しいと思う。なにせ、それだけ異常に思われやすくなるのだから。

「自分で発展させて見たいからです。それに、その方が面白そうですし」

......なるほど、ね。自分で発展させる、とこれは楽しみですね。

「ほかには有りますか?」

「ファンタジーな物の在る世界がいいです」

「わかりました。まだありますか?」

ファンタジーの物か...魔石とかですかね?

「いいえ、もう特にはありません」

珍しいですね、魂によっては一世紀ほど居座ることもあるというのに。

「本当にいいのですか?」

「大丈夫です」

「では、能力の方も決めていきましょう」

さて、どんな能力にするのか、楽しみですね」



遅くなりました。とりあえず上げます。

なお、話が進んだら1話と2話はくっ付けるつもりです。

ご意見ご感想お待ちして居りますm(__)m






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