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~普通の結婚式~

 僕と妻の結婚式の思い出を語ろう。

 それは、実に普通の結婚式であった。ま、それなりに出席者を揃えて、盛大にやった。ほとんどは親戚や会社の人で、僕も妻も友人の出席者は少なかったが、それでも結構な額のお金をかけて式を開いた。

 ただ単にお金をかければいいというものではないだろうが、一生に一度のコトである。僕はどちらでもよかったのだが、妻の為にと思って、そうしてみた。当時は、そんなに貯蓄もあったわけではなかったが、残りの人生ずっと残っていく思い出である。その方が得だろうと考えたのだ。


 日本の結婚式というのは、不思議なものである。

 和風の結婚式と、洋風の結婚式が融合している。教会の神父さんが現われて、永遠の愛を誓ったかと思えば、披露宴では和服に着替える。かと思えば、今度はタキシードにドレス姿。料理も、フランス料理のフルコースが振る舞われたかと思えば、日本酒を提供したりもする。親戚代表が英語でスピーチをした後に、友人がカラオケを歌ってみたり。もう何でもありである。

 けれども、その何でもありが、日本らしいといえば日本らしい。様々な国の文化が融合して、1つの新しい文化を形成する。ある意味で、世界で一番進んだ国なのかも知れない。


 これからの時代、世界は1つになっていくという話をよく聞く。世界統一に向って、進んでいくのだと。そうなれば、これまで以上に様々な文化が入り乱れ、ゴチャ混ぜになって、わけのわからない状態になってしまうかも。

 けれども、それを「おかしい」と感じるのも一時のこと。しだいに、慣れてしまうのだろう。

 日本だって、昔は別々の国だった。それが長い時間をかけて、1つの国となっていったのだ。多くの国は、そうやって統合されて、今の形になったのだ。 


 最近は、結婚式も質素になりつつあるらしい。若者は、皆、お金がない。

 それも、1つの時代の流れなのだろう。僕としては、その流れを歓迎したい。こんなコトを言ったら、妻に怒られてしまうだろうが、結婚式なんて、そんなにお金をかけてやるものでもない。かけたお金の額に比例して、いい思い出になったりするわけでもない


 娘や息子は、どのような結婚式を挙げるのだろうか?

 少し気は早いが、僕も父親であるから、そういうことは気になる。だが、本人達に直接そのようなコトを聞くのも気が引ける。なんだか、気恥ずかしい。

 親というのは、そういうものなのだ。

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