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「さで、いぐか」と

リサのおじさんは、普段着のまま(笑)。



車掌室へ。



いちばん後ろの車掌室には、

天井から赤い紐が下がっていて。


窓の側に、路面電車みたいなハンドルがついている。




「めぐちゃん?見るが?」



なにを?と

思ったけど


なんとなく、面白そうなので


めぐと、れーみぃ、Naomiは



車内を歩いて、最後尾まで。


「いろんなお部屋、あるね」って

れーみぃは、楽しそう。



二段ベッド。ひとり部屋、ふたり部屋。


ソファーのお部屋。


いろいろあるけれど。


綺麗にお掃除されて、いい香がしている。




さっきの、おばちゃんたち、おじちゃんもいたけど(笑)


お掃除を、がんばってたんだな、なんて


めぐは思う。





おざなりに、お掃除するだけだったら、

清潔感って、そんなに感じないけど



ガラスは拭いてある、じゃなくて

磨かれていて。



ドアハンドル、壁。



手の触れるところに、脂っぽい感じがなくて。


「ありがとう」って

声に出したくなるような、感じ。

割と、古い列車なのに、そういう感じで。



カーテンとか、ソファーも


新しいものではないけれど


さっぱりとしていて。





緑のモケット、白いレース。



「やっぱり、特急列車だね」と


Naomiも感嘆する。



superexpressが、いつも混んでいるので

通学電車みたいに、なんとなく人の気配がする

のと違って



上級な、ホテルみたいなサービスに


そのお掃除だけでも感じられる。





Naomiは、現実的な人だから



「時間の余裕かな」なんて感想を述べる。




superexpressは、5分くらいの

折り返し時間で


さっ、と

掃除をしないといけなくて。



この、ノーススターは

昔ながらの上級列車だから



ゆっくり、半日かけて

掃除ができたり。



お料理の支度ができたり。




そういう、古きよき時代の時間の流れを

保っている。



だから、サービスも上級なのだったり。





時間、そう。



そういう時間は、3次元的な

均等な間隔のものなのだけど



それを、伸縮させる事が、もしできたら


便利なのになぁ、なんて

めぐは、歩きながら

思う。




そして、3人は

最後尾の、車掌室に着く。




乗務員室、と

書かれた磨りガラスの

向こうに、白熱電球の明かりが灯り

そろそろ、宵の口である。


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