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なんだ。

リサの思い過ごし...なら、なんで?


めぐは考える。



理屈じゃなくって。心が

ダウンしていたんじゃないかな。


おじいちゃんがいなくなったから

その、心の淋しさを

何かにぶつけたくて


突然、鉄道職員になるなんて言い出した。



そこに行けば、おじいちゃんの

温もりを思い出せる、なんて

そんな気持ちで。




思いがけない、おじいちゃんの計らいに

国鉄本社で出会って。



「ここが、わたしの居場所」そう思ったリサは



突然、政治、なんて言う

訳の解らないものに



その聖域が、容易く壊される

かもしれない、なんて事に気づく。



気持ちの上の事。



一度、失った心の支えを

再び失ったような、そんな気がした


リサは、心の拠り所がなくなったような


気がした。



旅は、そういう時にするもの。





......だけど。




彷徨う事もたまにはいいけど。



そういう心の隙間に、不幸が忍び込むなんて

小説にもあるし。



なんて、めぐの心配もまた、理屈じゃない(笑)。





とにかく。リサの思い込みを

解消して。




大丈夫だよって

言ってあげたい。



それだけの思い込みで、めぐも

出奔(笑)。



めぐ自身がいなくなった、もう夕方だって

家や学校で、心配されていて(笑)。





そういう事に気づかない。

それで、めぐ自身にNaomiから電話が掛かってきて(w)


「めぐぅ?あんた、なにやってんの?どこにいるの?」と。


相変わらず、Naomiはお姉さんっぽい。





めぐは「あ、リサの後を追って、今、Upperfieldの。

リサのおじさんに会ってるの。と。


Naomiは「なーんだ。学校からいなくなっちゃったのが

リサとめぐだから。

みんな心配してるよ。戻っておいで。」と、声が笑顔になった。



めぐは「でも、リサがまだ、見つからないもの。おじいちゃんのとこに行くって

言って出かけたの。

ほら、就職がダメになるって思ってたから。」と、めぐは

ついさっきの、おじさんと国鉄本社の会話を思い出して

笑いそうになりながら。



「なにをおかしそうに話てんの?それじゃぁ、あれか。

就職ダメにならなかったの?それをリサに言った?」と


Naomiは、なんとなくお父さんっぽくもある(笑)。





めぐは、「あ、そうだ。それをリサに伝えないと。そうそう、Naomiの

郵便局も怪しかったんだから。民営化されて

監獄みたいになっちゃうって。」と、めぐは少し冗談めかして。


「でも、そんなことないみたい。」と続けた。




Naomiは「あたしは、監獄でもなんでも大丈夫よ。郵便配達なら

バイトした事あるし。どんなとこだってやっていけるよ。」と


そういえば、Naomiってバイトしてたんだっけ。と

めぐは思う。



しっかりしてるなぁ、とは思ってたけど。




めぐは、自分自身まだ、甘えてるんだな、なんて

ちょっぴり反省。



面倒になったら、魔法も捨てちゃうなんて思ったり。

バイトのまま、司書の資格とって図書館にい続けて、なんて

お気楽だもん。



でも、それはそれでいいんだけど。




「Naomi,じゃ、あたし、リサを探すから。電話してみるね。

おじいちゃんのところへ行ってるかもしれないし。」と

めぐは、Naomiとの電話を切って。





リサへ、電話を掛けてみた。




リサの番号は、確かにつながるけど


留守電になってた。





「うーん....。」どこ行ったんだろ?




リサのおじさんは「列車のなが、でんわ停めでるんでねがの?」と。



ああ、そっか。




普通、マナーモードとかにするけど。


留守電になっちゃう事もあるもの。



リサのおじさんは、ポケットから乗務員用の時刻表を取り出して

右手ですいすい。


「Bluemorrisまでは、SuperExpressだと3時間だから

お昼すぎにUpperfieldから乗っても、もう着くね。」


慣れた対応は、いかにも車掌さんらしい。








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