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そんな、めぐたちが
食堂車で、食べ物と
戯れている(笑)ころ
列車無縁には、中央管理室からの
指令が、伝えられていた。
首都からは、500km。
無線が届く訳ではないので、ネットワークからの
電話が転送された。
厳めしい感じの、中央の声。
「1列車車掌?出発が遅れた理由を
聞きたい」と
無線で、電話が転送されて来た。
直接、電話してくれば良いと思うのだが(笑)。
専務車掌、つまり、リサのおじさんは
のどかに答える。
「あ、あー、乗客対応です」
中央指令は、「どのような理由か」
車掌は、落ち着いて「ご体調への配慮です、ご気分を悪くされたとの事で」
確かに、腹減れば気分も悪くなる(笑)。
嘘ではない。
中央管理室は、若干不審げに駅長を呼ぶ。
駅長も、慣れたもので「車掌の言う通りです」
中央管理室は、不満げに「了解」とだけ言って
電話を置いた。
べつに、意地悪をしているつもりはないのだろうが(笑)
そう見えてしまう。
こういう人は、時間の管理だけが
仕事なのだ。
後ろ列車の遅れが、なぜか無かったので(笑)
もちろん、めぐの魔法のせいだけど
そのせいで、管理室としても
問題にしなかったのだろう。
妙なところで、役立つ魔法である(笑)。




