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幸い、貨物列車だったし

この列車も、地震のせいで遅れてた。


なので、普段の機関士の

場所の勘、いつもの列車、

このあたりなら

何分、と言う

そういう感覚に触れずに



時間を少し動かせたのは


めぐの魔法にとって幸いだった。




機関士が「あれ?もうこんな時間?」なんて

思ってしまうだけで(笑)


うまいこと、積み込みの時間を


稼ぐ事ができる。




食堂車の中で、魔法陣を書いて


魔法を使う、なんてできないから(笑)。




めぐは、心の中でイメージした

空間の中で

自分が、魔法陣を書いて

その上で、凛々しく(笑)


魔法の杖を振るような、そんな映像を


想った。



なんていっても、まだ17の女の子だから。




ちょっとだけ、ヒロイン。





ひゅう。と魔法を動作させた。






その一瞬、後ろに近づいて来ていた貨物列車は


陽炎の彼方で、動いていないように



見えている。




良く、映画で映るそれは


望遠レンズだから、そう見えるのだけど




この時、貨物列車の機関士は


一瞬、気が抜けてしまったように

思ってしまったのかも(笑)





その間、食堂車クルーは

素早く、キッチンの扉から

食材を積み込んだ。


それと、善意のお料理をたくさん。



お金は?なんて事は誰も言わない。


困ってる人を助けてあげるのは当たり前。




雪の降るこんな地方だと、そうして助け合うのは当たり前だし



それは、生き物として

一緒に生き延びて行こうと

言う、人間以前の動物としての

群れの記憶である。



でも、人間だって助け合うのはふつうさ。



そう、みんなほんとは思ってる。


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