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車掌は、お腹を空かせた乗客たちのために
この駅で、食料を積めないかと思って
列車無線で、この小さな駅の駅長に連絡を取った。
「駅のそばに温泉街、旅館に協力してもらっで
炊き出しさ、して貰えねっけ?」
駅長も、このあたりは似たような気質で
言葉の訛りも似ていて「んだ。頼んでみっか。」
駅からひょこひょこ歩いて、温泉街へ。
温泉の女将さんたちに話す。
「いいっけな。」
「まかしとけ。」
「よっしゃ。」
列車の乗客全員のご飯はたいへんだと思うけど。
でも、それでもみんな助け合うのは
North・Eastの人々の温かさ。
みんな、一緒に生きていこう。
それは、雪深い地域だから、と言うのもあって
助け合わないとみんなが困る、そういう意識もある。




