河童なんているわけないだろアホか。
「いやードウモドウモ。良いお湯加減ですね」
「…」
「ワタシお風呂はこれくらいの温度がちょうどいいんですよ。一説じゃ河童はかなり冷たい水にしか入れないとか、汚い水にしかつからないとか言われてますけど、そんな深海魚やナマズじゃないんですから」
目の前には、河童。
そりゃもう、絵にかいたような姿形の河童。白い皿。シャンプーハットみたいな髪(?)。くちばし。マンガのキャラクターみたいな黒点の目。
…いやいや、まてよ。ちょっと落ち着こう自分。河童なんてこの世界に居るはずないだろう。
とりあえず頭が痛いから夢ではないけど。だとしたらあれだ、これは誰かの悪戯だ。あの白い皿は本当に皿かぶってるだけで、シャンプーハットみたいな髪は、本当に俺がいつも使ってるシャンプーハットを奪いやがったんだ。くちばしは…特大とんがりコーンに違いない。
俺は真っ裸で河童(仮)に近づき、手を出した。シャンプーハット返せ。
「どうしました? ああ、石鹸ですね。ちょっとお待ちを。」
パカッ。河童(仮)の頭の皿が、炊飯ジャーの蓋みたいに開く。
皿の下には小さな空間があって、河童(仮)はそこをヒレのついた手で探ると、白い石鹸を取りだした。ポン、と俺の手の上に置かれる石鹸。一瞬触れた河童(仮)の手は滑ってた。
…。
脳みそ…どこについてんだ…?
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そして始まる俺と河童の共同生活。
受験勉強の合間に描き始めたギャグ短編です。
亀更新。内容無いよう。はがきサイズの長さ。