追試、追試、追試、終わらないだらだら女子校生
文化研究部、宿題提出カオスの末路――
当然のように追試が決まった。
「……先生、お願い……1回だけチャンスを……」
「だからそれが追試だって言ってんだろ!!」
「いや、追試の追試も欲しいです……」
「前提からおかしい!!」
当日、放課後。
教室には部活どころか追試専用席が用意されていた。
「追試なのに席がVIP……」
「むしろ監視席だよこれ……」
「逃げる気満々だと思われてる……」
一人ずつプリントが配られる。
問題は前回のテストとほぼ同じ。
だが、当たり前のように誰も覚えていない。
「……えっと……この漢字……なんだっけ……」
「知らん……もう画数で殴れ……」
「意味がわからん……数学ってどうやって始まるんだっけ……」
「数字書け……数字……」
木下は開始3分で早くも寝そうだ。
「木下!!寝るな!!!」
「……寝ながらでも頭が動くの……」
「寝ながらじゃ点数は動かないんだよ!!」
部長は白紙の解答用紙に謎のイラストを描き始めた。
「ちょっと!絵描くな!!」
「何も浮かばないから手が勝手に……」
「解答欄に猫いるんだけど!!」
隣の子は問題文を朗読してる。
「『次の英文を訳しなさい』……無理……はい次……」
「飛ばすな!翻訳しろ!!」
「Google翻訳は許されますか……」
「アウト!!!」
監視の先生が後ろで腕組みして鬼の形相。
「カンニングするなよ〜」
「えっしないです!!」
「答え見る相手いないし!!」
「全員白紙だからカンニングにならん!!」
残り5分。
「……もう勘で埋める……!」
「ABCのどれか書けば当たる……!」
「3択だからいける……」
「人生、選択肢は少ない方がいい……」
チャイムが鳴る。
「はい、そこまで!提出!」
一同、白紙と落書きと謎解答の混沌を提出し、
先生の顔が青筋で引きつる。
「……お前ら全員、追試の追試な」
「ええええええええええええ!!」
文化研究部のだらだらは、永遠に止まらないのであった。
追試編・完




