プロローグ 後編
観客席に立ち、闘技場を見下ろしている四つの人影。
1人は生徒会長。
1人は校長。
1人は新入生代表
1人は貴族のご令嬢
目下の闘技場の上には未だに誰の姿も見られない。
「ところで黒野殿は巴殿とかなり仲が良さそうに見えたでござるが、どういった関係でござるか?」
2人の準備が整うまでの間観客席を支配した静寂は、生徒会長によるほんの些細な口火によって切り裂かれた。
「…………幼馴染、同門、師弟、私と巴の間には様々な関係性がありますが、今1番しっくりくるのはライバルですかね」
彩那はしばらく考え込んで答えた。
「ライバル……ふむ、ならば巴殿も相当な実力をお持ちでござるか?」
「巴が私と同等、もしくはそれ以上の力を持っているかと問われれば、そんなことは全然ありません。寧ろ格下。雑魚と呼んだって差し支えない」
「だとしたら、何故ライバルだと言ったんでござるか?」
「精神性です。やらなきゃいけないと信じたことは途中で諦めずに絶対にやりきる。その精神性の面のみで、私は巴をライバルだと認識しているんです」
「なるほど、精神性でござるか。それはとても面白そうでござるな」
「話を聞いてれば、それはちょっと意志の強い普通の人間じゃありませんこと?そんなのがライバルだなんて、やはりお里が知れますわね」
自分の関係無い所で話が進んでいることに我慢ならなかったのか、雅が割り込んできた。
「とはいえ、この私が巴に修行をつけたのでその辺の紅星持ちよりかは遥かに強いんですが」
「貴女如きに修行をつけられたとて、どうにもならないでしょうに」
雅は彩那を睨みつけながら突っかかるが、彩那は無表情のまま闘技場を見下ろしている。雅は彩那の自分のことなんてどうでも良いと思っているかのような行動を見て、額に青筋を立てた。
「であればお主はこの試合どうみる?」
苛立つ雅を無視して、校長が彩那へ聞く。
「それは勿論、水色の生意気小僧ですよ」
「ほう、それは何故じゃ?お主が鍛えたんじゃろ?」
「それは……見てれば分かります」
彩那はそう言って、引き続き美しくも冷たい無機質な表情を浮かべ、ようやく現れた巴に視線を向けた。
彩那のその横顔を見た生徒会長は、静かに口角をあげた。
―――――――――――――――――――――――
「水刃」
水色髪サイドテール女子は、直線的に自分に向かって走ってくる巴を鼻で笑いつつ、手の平から水で出来た刃をホースのように放出する。が、巴は右に飛んでその刃をかわす。水の刃はコロッセオの壁に当たって深い傷が入る。
(手から刃のような水を出すことができる紅星か。威力も高いし、当たったら終わりだな)
「チッ」
水色髪サイドテール女子は面倒臭そうに舌打ちをしてもう一度水の刃を放つが、巴はそれも左に飛んで避ける。
「あの痴漢(仮)にその紅星を使おうとしていたなら、もっと冷静に考えた方がいいぞ」
「うるせえな。てめぇに関係無いだろうが!」
巴の言葉に水色髪サイドテール女子は怒り、もう一度水の刃を放つ。そしてそれを焼き直しのように右に飛んで避けた。
「手の平から高圧縮された水の刃を放つ。非常に強力な紅星だが、その予備動作として手の平を敵に向けないといけない。故に、軌道を読みやすいし避けるのも簡単だ」
「そうだな。確かにオレもそう思うよ」
巴が紅星の分析をすると、水色髪サイドテールは手の平を突き出してもう一度水の刃を放つ。今度は左前方へと走って避ける。
(紅星は見切った。後は近づくだけだ)
巴が地面を踏み込み加速したところで、水色髪サイドテール女子はニヤリと笑みを浮かべると、放った水の刃が巴に向かって鞭のようにしなりながら動き出した。
「なにっ!?」
それに驚いた巴が思わず声を上げるものの、なんとか反応して上に飛んでかわした。
「驚いた。まさか自由に動かせるとは」
「てめぇのその野菜を剣にするってクソ雑魚な紅星よりかは驚きはねぇよ」
「確かに、一理ある」
「一理じゃねぇ。それが全理だ」
水色髪サイドテール女子はそう言い放つと同時に、両手から鞭のようにしなり続け、鞭よりも自由自在な軌道を描く水の刃を自身の周りを囲むように展開させた。
「そんなこともできるのか……」
「さて、これならどうする地味メガネ不細工厨二病。多少動きが速いかもしれないが、結局てめぇは剣をオレに当てるために近づかなきゃならねぇ。早いとこ降参した方がいいんじゃないか?」
整った端正な顔を、歪み切ったゲス顔へと変貌させ勝ち誇る水色髪サイドテール女子に巴は歯噛みする。
(水の刃を放つだけかと思えば、その水は自由に動かすことができる。こいつ、思ったよりも強いな)
「だが、手が無いわけじゃない。野菜換装=銃」
巴は走り出しながら紅星を発動する。その手に握られた剣が、拳銃へと形を変えた。そしてその次の瞬間、2回の銃声が響いた。
早撃ちと呼ばれる技術がある。
それは素早くホルスターから拳銃を抜いて放つというもので、アメリカ西武開拓時代に流行った決闘で、生命を掛けて競われていた技術である。
巴はこの早撃ちという技術を極めていた。
それも世界記録に届きうるレベルで。
そして今回はホルスターから銃を抜く必要が無い為、それよりもっと早く撃つことができたのだ。
「無駄だ」
だがその2つの銃弾は水色髪サイドテール女子へ届くことはなく、水の刃によって防がれてしまう。
「てめぇもさっき自分で言ってたじゃねえか。予備動作が分かりやすいから軌道も読みやすいってな。まったく、野菜を剣に変えるってだけのカス能力じゃないと警戒しておいてよかった」
だが、巴はもう既に地面を踏み込んでいた。
離れていた筈の距離は、勝ちを確信した水色髪サイドテール女子の油断により一瞬にして縮まる。2つの銃弾は囮であったのだと、水色髪サイドテールが気付いた時にはもう遅かった。
「なっ……」
「野菜換装=刀」
瞬く間に懐へと入った巴は、拳銃を刀へ変化させる。
「これで終わりだ」
そしてそう呟き、刀を振った。
「……てめぇがな」
だが、振るった刀は水色髪サイドテール女子に届く事はなく、逆に巴の胸に水の刃が突き刺さっていた。
(2つの水の刃は届かないはず……ま、まさか)
視線でその刃の元を辿ると、そこには水色髪サイドテール女子の足があった。
「誰がいつ両手からしか出せないって言ったんだよ。やっぱりてめぇは地味メガネ不細工厨二病の馬鹿だったな」
その耳に入った言葉を巴の脳が理解するのと同時に、仮想現実の体は限界を迎え光の粒子となって消えていく。仮想現実から弾き出された巴は、ペテルギウスの前に案内された部屋に戻っていた。
「まさか手の平以外からも出せるなんてな。しかもあそこまで強かったとは……だが、俺より強い人間なんて無限にいる。もっと鍛えて、もっと強くなろう。そして必ず、世界を救う男になる」
そう決心して部屋から出ると、丁度目の前に水色髪サイドテール女子が通りすがった。
「強かった。またリベンジさせてくれ」
「あ?てめぇみたいな雑魚とは2度とやらねぇよ」
「まぁそう言わないでくれ。ところでもう帰るのか?これから面白い試合が見れると思うぞ」
「……あんなつまんなそうな試合見ねえよ」
水色髪サイドテール女子は、少し考えた後にそう答えて出口に向かって改めて歩き出す。
「確かに一理はあるかもな」
「全理あるわ」
「あ、あと最後に1つだけ」
巴は離れていく背中に最後にと、声をかけた。
「んだよ」
「さっきは突っかかってすまんかったな。あの瞬間に止めたことを俺は後悔も反省もしていないが、負けたから一応謝っておくことにした」
「はぁ………チッ」
水色髪サイドテール女子は深く溜め息を吐き、舌打ちをしてから平家星円形闘技場を後にした。
―――――――――――――――――――――――
「さっきは惜しかったでござるな」
次のペテルギウスを見るために観客席に行った巴を出迎えたのは、満開の花が咲いたような満面の笑みを浮かべた生徒会長と、それと対比するかのように冷めた仏頂面のを浮かべた校長だった。
「いやぁ、まさか手の平からだけじゃないとは思わなかったですね。驚かされました」
「最後の刀の振りが遅かったのう。お主の紅星でそれは致命的じゃぞ」
後頭部に手を当てながら言った巴に、校長が仏頂面で闘技場を見下ろしながら反省点を伝える。
「そうですね。もっと修行して強くなります」
「刀の使い方なら拙者が教えられるでござるぞ」
生徒会長は腰に差した二振りの刀に手を当てて、相変わらずの笑顔で提案する。
「それはありがたいです。また機会があればお願いします」
巴が生徒会長に頭を下げると、その視界の端に丁度のタイミングで彩那と雅が現れたのが映った。
「うむ。……おや、そうこうしてたらもう始まりそうでござるな」
生徒会長は満面の笑みから薄らと笑う程度に表情を変化させて闘技場にいる2人に視線を向ける。
「お主はこの試合をどうみる?」
「俺ですか?」
「そうじゃ」
今にも始まりそうなピリピリとした緊張感の中、校長は巴に聞いた。
「えっと、そうですね。皇さんの紅星を知らないのであまり適当なことを言えないのですが、恐らく勝負は一瞬で決まるでしょうね」
―――――――――――――――――――――――
闘技場に刀を手にした彩那と、雅が現れる。ペテルギウスにおいて飛び道具以外の武器は持ち込みが許可されており、剣や刀、槍等の貸し出しもしている。つまり、彩那が手に握っているのは貸し出された刀である。
対面した2人の態度は対照的で、彩那は無表情で雅を見つめているのに対して、雅は目を吊り上げて怒りを感じさせるようなものだった。
「刀なんて時代遅れのものを持ってくるとは、新入生代表なのに情けないですわね。本当に貴女は実力で新入生代表になれたのかしらね」
「……」
彩那は何も言わずに、ただ雅を見つめるだけ。
「黙ってないでなんとか言いなさいよ」
「……」
それでも何も話さない彩那に、雅は何かに気づいたかのように口角を上げる。
「もしかして、ここに来てこのわたくしを前にして怖くて何も話せなくなってしまったのかしら?」
「はぁ……」
自信満々に吐かれたその煽りに、彩那は呆れと共に溜め息を吐いた。
(そもそもなんで私がこんなことをしないといけないのか。まぁそのおかげで巴の戦いを見れたのは良かったけど、その対価が面倒臭いお嬢様の相手だなんてね)
「新入生代表の肩書きが欲しいならあげますよ。こんなもの私にとって何の価値もないので」
「貴女馬鹿にしてますの?」
「さっさとやりましょうか。これ以上は時間の無駄です」
「良いでしょう。2度とそんな口を聞けないように叩き潰してやりますわ」
雅は自身の紅星をいつでも使えるように構える。
『ペテルギウス開始』
そして平坦な機械音声がペテルギウスの開始を知らせた。
「「紅き流星に捧げろ」」
2人の声が重なり、ペテルギウスが始まる。
「鎖状の楼閣」
最初に動いたのは雅。
雅は自身の周りの空間から沢山の鎖を彩那に向かって一斉に放つ。
「わたくしの紅星は鎖状の楼閣。見ての通り鎖を自由に出して操ることが出来る能力ですわ。この圧倒的物量に貴女は対応できるかしら?オホホホホホホホホホホホ」
大量の鎖を操り退路すらも考慮して彩那に攻撃を仕掛けた雅は、勝ちを確信して笑い始めた。
「なっ!?」
その次の瞬間、雅はいるはずの無い人間が目の前にいた事実に動揺した声を上げる。そして雅が状況を理解した時には既に首がスパりと胴体から離れてしまっていた。
彩那は振り切った刀を1つ振って刀身についた血を払い、流麗な動きで鞘へと差した。
「一体何が……」
元にいた部屋へと戻った雅は、自分が尋常じゃない程の冷や汗をかき、荒い息を吐いていることに気づく。
(斬られた。その事実は理解できますわ。ですがそれ以外のことは全く分からなかった。このわたくしが認識出来ない程に早く動いた?あの大量の鎖を掻い潜って?そんなの不可能ですわ。しかもわたくしが反応できなかった迷いが無い首への一閃。あぁ……それはなんて、なんてなんてなんて……)
「なんて、雅で美しいのでしょう」
恍惚。
雅の表情はを適切に表現するのであれば、その言葉が当てはまるだろう。赤く染まった頬に、蕩けた切った目。口からは涎がこぼれ落ちている。それにはかつてあった高貴さなんて全くと言って良いほど消え去っていた。
ペテルギウスが終わり、校長、生徒会長、巴の3人は観客席から入り口付近まで戻ってきていた。すると直ぐに彩那が戻ってきて合流することに。
「黒野殿、素晴らしい身のこなしに刀の扱い方だったでござるな」
「この年であれ程とはのう。今後が楽しみじゃな」
「ありがとうございます。で、巴は?」
「へ?」
生徒会長と校長に褒められた彩那が唐突に巴に振ると、巴は呆気に取られて思わず疑問の声をあげた。
「だから巴は何か無い?見てたでしょ、前も教えたけど刀っていうのはああ振るんだよ」
「あ、あぁうん。参考にはなったな」
「巴には世界を救ってもらわないといけないから、もっと強くなってね」
「それは勿論だ。その時が来るまで待っていてくれ」
「お姉様〜!」
4人が話をしている真っ最中に、誰かが走って近づいてくる足音と、その足音の方向から誰かのことをお姉様という声が聞こえてきた。巴達がその音の主の方を見ると、頬を赤く染めた雅が走ってきていた。
「ぶへぇ」
そして彩那に向かって抱きつこうとしたところで、華麗にかわされて地面とハグすることになってしまう。
「急になんなんですかあなたは」
彩那はドン引きながら地面に倒れ伏す雅に聞く。
「お姉様からの冷たい視線。気持ち良いですわ〜」
皇家のご令嬢のそのあまりの変わりように、校長、生徒会長、巴の3人は一斉に目を合わせてから、何かを分かり合ったかのように頷いた。
「今日はとても楽しいものが沢山見せてくれてありがとうでござる」
「うむ、またお主らのペテルギウスを見たいものじゃな」
「それじゃ俺は寮に行って荷物の整理しないといけないから」
3人は口々にそう言い、同時に出口に向かって歩きだした。
生徒会長は言葉通りの意味と、微笑ましい2人に遠慮をして。
校長は皇家の次期後継者であるご令嬢の異変に危機感を覚えて。
巴はこれ以上面倒事に巻き込まれないように。
「おい、面倒臭そうだからって帰るな3人とも!」
「いいじゃないですかお姉様。2人きりで楽しみましょ?」
離れていく3人を止めようとする彩那だったが、雅に抱きつかれたことによって、3人は闘技場から出て行ってしまう。
「楽しめるかぁ!ええい、抱きつかないで……ってていうかさっきまでの高圧的な話し方はどうしたのよ」
「あの時は申し訳ございませんでした。お姉様の素晴らしさや美しさを知らなかったんですわ。どうかお許しを」
「じゃあどうして急にそんな変わったのよ」
「恥ずかしい話ですが、実はお姉様に首を斬られた時、あまりの美しさに、わたくし何故か興奮してしまったんですわ」
「そ、そうですか。それは良かった……じゃなくて!」
(こんなことになるならペテルギウスなんてしなければ良かった)
彩那は入学早々面倒な事に巻き込まれてしまい、瞳に虚無を映した。
―――――――――――――――――――――――
巴が入学式が終わってからようやく辿り着いた寮は、流石は日本で1番ペテルギウスに力を入れているのだと感じさせる程に立派な建物だった。外観はホテルタイプで、寮のイメージとしては珍しく横よりも縦に長いもの。
巴は事前に教えてもらっている番号の部屋の場所をエントランスに貼ってある地図で確認すると、巴の部屋は3階にあるということが分かった。巴は案内に従って幾つもあるエレベーターの内の1つを使い3階まで上がっていく。
「えっと、同室の子は如月竜牙ね。俺と違って名前かっこいいな」
自身の部屋の前に着くと、そこに貼られている2つの名札を見てそんな感想を抱いた。
「失礼します」
巴は一応とコンコンとドアをノックをしてから扉を開く。
「チッ……名前見て嫌な予感がしたが、やっぱりてめぇだったか」
扉を開いて中に入ると、先程巴が敗北した水色髪サイドテール女子が女子生徒用の制服を着て、腕を組みながら舌打ちをしていた。
「男だったのか」
「なんだ気づいてなかったのかよ。黒野って女は気づいてたのによ。てめぇの方は鈍感なんだな」
「いや、竜牙がその制服似合ってるだけだろ」
「おい待て、地味メガネ不細工厨二病。誰がてめぇに下の名前で呼ぶ事を許可したよ」
「だって下の名前で呼べば仲良くなれるって友達を作る100の方法に書いてあったから」
「は?何でそんな本読んでんだよキメェな。今後はオレのことは如月って呼べ」
「いいじゃん竜牙ってかっこいいし。俺なんて己己己己 巴だぞ?漢字見ただろ?もう何が何だか分かんない域まで来ちゃってるからね」
そんな会話をしながら巴は部屋の中へと入って、自分が送っていた荷物を段ボールからどんどん取り出して整理していく。
「確かに似たような漢字ばっかで分かりづらいし、巴って女っぽいな。っておい、勝手に何してんだ」
「何って、家庭菜園だけど」
竜牙が若干引きながら聞くと、巴は真顔で平然と答えた。
家庭菜園とは、自宅や市民農園で野菜や果物などの栽培をおこなう趣味の一つである。
巴は部屋の中で荷物の中にあったプランターに土を入れようとしており、竜牙が止めなければそのまま土を入れて何かしらの野菜を生産しようとしていただろう。
「そんなことは見れば分かんだよ。なんで今このタイミングでさらに、この場所で家庭菜園を始めてんだって聞いてんだ」
「俺の紅星に野菜が必要だからだよ!!」
どうしようもない逆ギレである。
「だとしてもオレの許可はいるだろうが。だからてめぇは地味メガネ不細工厨二病なんだ」
「確かに一理あるな」
「はぁ……それが全理だ」
巴がその言い分に納得すると、竜牙はため息を吐きながら言った。そして巴は表情を整えて真面目で真剣なオーラを出しながら口を開いた。
「なら竜牙、ここで家庭菜園してもいいか?」
「言い訳ねえだろ」
そして玉砕した。
「なんでだ」
「オレの部屋に土なんか入れたくねえ。ベランダですら嫌だ」
「安心してくれ、俺の実家は農家なんだ」
「だからなんだよ」
「よし、じゃあ100歩譲ってベランダがあるらしいからベランダで育てる事にしよう。伝説のプチトマトをな」
「だから勝手にやるのをやめろや」
「そうだ、竜牙の紅星で水やりができるんじゃないか」
「あんまり舐めてると殺すぞ。オレの事何だと思ってんだてめぇは」