随筆
随筆とは、筆に随う(したがう)ことをいう。思いつくままに、徒然なるままに書くものである。現代では、指に随うといってもいい。もちろん、こうした文章が読まれ難いことは知っている。それでも書くのは、頭ではなく筆に従うからである。
ラプンツェルというディズニー映画を観た。プリンセスについて語ろうとは思うまい。作中には、物哀しい女が出てくる。不思議な力を秘めたプリンセスは、その女によって、僻地にある高い塔に幽閉されている。女は、彼女を「大切に」育てる。外の世界は危険だから、決して塔から外に出ることは許さない。