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■宿屋_待/11/13/01:30■
俺とラヘンメ、ヤタとパリカーの二組に別れてテーブルを挟んで席についた。
俺の前にはいつも通りの感情が読みにくいヤタが座っている。
ラヘンメは部屋に用意されている良い布地のパジャマを着ていた。なんだか日本っぽい設備だな。勇者の入れ知恵だろうか?
「それじゃあ何でこんなことになってるか説明するよ?」
「はい」
「まず、私はラヘンメさんと一緒に隣の部屋で聞き耳をたててた。ヤタの身に危険が迫らないか心配だったから」
「は、はいい?!」
この悪魔、さらっと酷いことを言うな!?
「ラヘンメさんの話しじゃこんな時間に目覚める魔法じゃないんだよ。後遺症とか、なにか良くない事が起きる可能性があったからね」
いや、まじめか!悪魔なのにそこまで考えて!?
「ちょっとした展開も期待…。
は…まぁ…、かなり期待薄だとは思ったけど少しは期待してた。
それなのに、ヤタちゃんがこの部屋から出て来たもんだからがっかり…いや、心配でね?」
うぅ…何だか胃が痛くなる話しがはじまりそうだぞ…。




