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雨森弥太郎は騒がない〜真夜中に拾った少女〜  作者: 猫背族の黑
第四章『旅立ち』
87/100

■??_目覚め/??/??/??:??■

「UOOOOOOOOOOOO!!!??」


 ひどくうるさい雄叫びが聞こえ、思わず目を見開く。


「!?」


 鼻と鼻が触れそうな距離にヤタの顔があった。


 え、何、危ないってそういうこと?

 

 危険扱いされたのは俺!?


 え?


 眠り姫を目覚めさせようと王子のキスをしようとしてたヤタが危なかったみたいな話しか?


 ひゅ、ヒュプノスッ!?ゆ、ゆるせん!?


「ナイナイうるさい」


 どうやら無意識に叫んでいたらしい…。


 ヤタから汚いものを見るような視線と冷たい言葉を頂き、ヤタは俺と距離を取った。


「ご、ごめん。それでここは?」

「私達の部屋」

「え、もしかしてヤタが運んでくれた?

 ふ、服は?」

「安心して、全部宿屋の人がやってくれたから」


 そうか。それはそれで宿の人に迷惑をかけてしまった。後でお礼を言いに寄らないとな。


「いやほんと、色々とごめん。魔力中毒であんなことになるなんて思いもしなかったよ、どうやって助けてくれたの?」

「女湯に勇者パーティーの僧侶『ラヘンメ』がいたから助けてもらった」


 やはりあれはラヘンメだったか、緊急の事とは言え敵対しているはずの俺達を救ってくれたとは…。


 いやラヘンメは俺達の事を知らないのかも知れないな。 


「なるほど」

「それよりナイナイ、どうやって目覚めたの?」

「え?」

「ラヘンメが明日の朝まで起きないから安心してって言ってたのに…」


 そんな呪文で俺を眠らせたのか…。


「あ、あぁ。実は『ヒュプノス』という神から神託を受けたんだ」

「夢の神から?何て?」

「【赤い3倍】を飲み続けろってさ、訳分からないよね、本当に神様なのかも怪しくない?」


 ヤタの顔がそれを聞いて急にけわしくなった。


 なにか心当たりがあるのか?


「私は飲んでほしくは無い、かな」


 え?

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