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雨森弥太郎は騒がない〜真夜中に拾った少女〜  作者: 猫背族の黑
第四章『旅立ち』
75/100

■部屋_二人/11/12/??:??■

「お礼はするので詳しく聞かせて下さい!」と言う女の言葉を断りきれずに俺は隣の部屋に連れ込まれていた。


 時間を把握したくても女の勢いが凄まじく、とてもじゃないが少しのよそ見もできない状態に陥っている。


 異性と接する機会が少なかった俺だが、おそらく人生で1番言葉を交わした異性は彼女だと言っても良いくらいに喉がカラカラになってきていた。


 喋るだけで喉がカラカラになる事があるのかという初めての体験に驚きつつ、いつ解放されるのか、切り上げるタイミングはどうなのか?手探りの中で女の望む言葉を返せるように返事をしていた。


「どうです?勇者様ってひどいと思いません?」


 話しているうちに分かってきたのだが、彼女が『勇者パーティー』の『僧侶』らしい。 


「勇者様も我慢されてるんじゃないですか?」

「いつの間にかスッキリした顔になってるから、それは我慢してると言える?」


 何のことはない。『勇者パーティー』の誰が『勇者』を独占するかという単なる『ハーレム』の話なのだがどうやら『勇者』はそもそも『色恋沙汰』になるのを防ごうとしているように聞こえる。


 なんだろう、凄くどうでも良い話なのだが『僧侶』の圧力に負けて返事をしてしまう。


 しかしなんだ?『ハーレム』になったら死ぬルートでも見えているのか?誰かと付き合うとパーティーが壊滅するのか?


 女性経験価が壊滅的に不足している俺では全く良く分からない話なのだが―――


 …断れずに話をしているうちに部屋が暗くなってきている事に気付いた。

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