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雨森弥太郎は騒がない〜真夜中に拾った少女〜  作者: 猫背族の黑
第四章『旅立ち』
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■草原_質問/11/12/13:35■


「質問質問!」

「はぁ…何よ、関西弁」


 パリカーはやる気なく応える。

 自分のミスとは言え正当な報酬が貰えない仕事を契約してしまったのだからテンションも下がるだろう。


「気になったんやけど、今どこかで『悪魔の笛』が吹かれたらパリカーちゃんがここから消える感じなん?」 

「それができるなら早くここから消えたいよ」


 ですよね。


 パリカーは深い溜息を一つして言葉を続けた。


「出勤してる悪魔の中から適材適所に飛ばされる仕組みだから、契約した仕事が終わるまで帰れない」

「なるほど、パリカーちゃんじゃなくて男の悪魔とか異形の悪魔の可能性もあったんや」

「そうだけど?それが何?」

「それやったら超ラッキーやん!毎日1000円ずつ、願掛けながら貯めてたかいがあったわ!」


 パリカーのテンションと対象的にゴンさんのテンションはかなりあがっているのがよく分かる。


「あれって願掛けしてたんですね、神棚に拝んでたのは知ってましたけど商売繁盛でも願ってるのかと思ってましたよ。ちなみになんて願掛けしてたんですか?」

「綺麗な人とお近づきになれますように!やで。うちの店って男ばかりでむさくるしかったやんか?バイトに若い女の子とかこんとかひどない?」

「いやぁ、確かにむさくるしかったですけど。そんなことで被害を受けてしまう側からしたら結構な呪いですよそれ…」

「ゴンは堕天しかけてたけど、パリカーは悪魔でも綺麗な心の持ち主」

「「えっ」」

「パリカー、よろしくね」


 驚く俺とゴンさんをよそに、言葉は少なくともヤタはパリカーとの交流を深めていた。


「わ、分かってる感とか出して恥ずかしい事言わない!ま、まぁ、よろしくね」


 俺達は『勇者パーティー』の存在などなかったかのように簡単な自己紹介を済ませ、こちらの世界を調査していたヤタに改めて方針を聞く。


「街を探すよ」


―――――――

――――


 次回、第五章「パーティー結成」

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