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雨森弥太郎は騒がない〜真夜中に拾った少女〜  作者: 猫背族の黑
第四章『旅立ち』
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■草原_LUCKY?/11/12/12:15■

 ヤタの腹時計を聞いて昼食を取ることにしたけど肩車…、どうやって降ろせば良いのだろう?


 幼少期に肩車をしてもらった記憶を思い出してみるが、乗せてもらっていた側の記憶しかないのでどうにも上手く降ろせる気がしない。


 仕方ないので俺は頭を前に倒し、ヤタの足を地面につけようと試みる。


 …ぐぬぬぬ…ヤタの足が地面に届かない。


 前屈みになるだけでは届かず、ゆっくりと礼拝をするように俺はひざを地面に付け頭を地面スレスレに持っていくと『スタッ』という音と共に首元が軽くなった。


 俺は解放感から頭を上げようとすると後頭部に摩擦を感じた。何かひっかかったか?


「キャッ!?」


 キャ?ヤタの声か?まさかまた敵が!?


 勢いをつけてそのまま頭を引き上げると目の前にひるがえる黒い布地が見え―――


『パチンッ!!』


 頬に痛みを感じると同時に、目の前のヤタが表情は変わらないのに真っ赤になりながら次の平手を繰り出してくる。


 まさかこの状況…俺は思いもよらず人生初のスカートめくりをしたのか…。


「ま、ま、ま、ま、まった!?話せば分かる!!」

「知らない」


 ひとしきり往復ビンタをされるがままにもらう。


「これで許したわけじゃないから」

「ばい…」


 ヤタの気が収まる頃には俺の両頬は漫画のように膨れ上がっていた。



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