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雨森弥太郎は騒がない〜真夜中に拾った少女〜  作者: 猫背族の黑
第四章『旅立ち』
50/100

■草原_素材/11/12/11:15■

 ヤタを抱え、口にジャンボフランクフルトを入れられた状態で俺は走る。


 カリカリに焦げたフランクフルトは香ばしく、魔法が目の錯覚で無いことを実感させる。


「衝撃に注意」


 短くヤタが告げると『DAMM!!』という鈍い音が響き、地面が少し揺れる。


 地震なれしているためか全く気にならずにそのまま走っているとヤタから問われた。


「ナイナイ、ズーの素材はどうする?」

「んくんぐ…」

「あー、軽く噛んで」

 

 俺はヤタの指示通りフランクフルトを噛むと、ヤタは一気にフランクフルトの串を引き抜いて投げ捨てる。


 一瞬にして串は炭化して霧散した、なんて危ない物を食べさせるんだ…。


「んぐんぐ、ゴクン。そ、素材?」


 なんとか食べ終わって平静を装い質問する。ゲームで良くあるドロップアイテムとかそういう事だろうか?


「『ホールズ』では解体して肉や羽、骨、を素材として扱えて取引の道具に使えるよ」

「え、そうなの?

 『ホールズ』の影響でコンビニでも銃を取り扱い始めたから、文明レベルが似てるかと思ってたんだけど、素材として役に立つんだそれ」

「『ホールズ』の文明レベルはファンタジーでよくある中世ヨーロッパあたりのイメージかな。

 『ホールズ』で一般に武器防具の販売がされているという事が影響して銃の取り扱いに繋がったんだと思う」

「なるほど、魔物の肉ってうまいの?毒とかの影響は」

「そのへんは解体処理のスキルがあれば問題ないみたいだけど、解体できないならそのまま梱包したらどうかな?」

「やってみます」


 俺達はズーの死体に近づき、梱包しようと空のペットボトルを当てる。


「あー、無理そう、筋肉が足りないみたい…」

「そうなんだ、早く鍛えたい?」

「まぁ、そうですね」

「それじゃ、これからの移動は常に私を持ち運んで鍛えよう」


な、なんですと…。





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