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雨森弥太郎は騒がない〜真夜中に拾った少女〜  作者: 猫背族の黑
第三章 『明かされる真実』
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■コンビニ _ホールズ11/12/08:45■

「失礼します!」


 ゴンさんが対面の席に着いた。


「ゴンさん、関西弁はどうしたんですか」

「標準語とか関西弁とか気にしてる時やないで!」


 良かった『キリッ!』と決め顔で返してきたけど、すぐにメッキが剥がれるあたりいつものゴンさんだ。


「ゴン、改めて協力して貰いたいんだけど」 

「なんなりと!」

「それでは、3人の現状認識をすり合わせるために今起きている事から説明します」

「宜しくお願いします!」


 全ての情報を聞いてから質問をしよう、多分何もかもメチャメチャに違いない。


「事の始まりは魂の流出問題です」


 やっぱり最初からチンプンカンだぞ…。


「輪廻転生は基本的には同じ世界で行われるはずですが、最近この世界の魂の総量が減っているのはソチラにも報告があがっていますよね?」


「ええ、一応」


「それで私はその魂の流出先を調べて魂の流れを探っていたところ、いくつかの別世界を確認しました」


 流行りの異世界転生や異世界転移の話だろうか。


「それらの世界での共通点は、記憶や知識が消去されておらず、チートと呼ばれる処理が施された特殊な肉体や技能を授かり転生するというものです。そのチート能力は転生者本人が選べるという世界も確認しています」


「さ、さすが導きの神…そこまで調べているとは」


「魂の流出というのも問題ですが、私達の住む原初の世界が数ある別世界の一つから攻撃を受けているのが一番の問題です。これは早急に手を打たなければ世界の崩壊も起こりかねません」


「攻撃!?」


「ええ、ソチラ側の『ラッパ吹き』ですよ、最近見かけましたか?」


「い、いやぁ、平和で暇してるとは聞いてましたけど」


「動機は知りませんが、彼らがあちらの転生者に知恵をつけたようで、大穴の向こうの世界とコチラを繋げたところまでは確認しています」


「そんな馬鹿な」


「大穴からいくつかの先遣隊がすでにやってきています、それにこちらの世界も既に侵食されているではないですか。

 日本のコンビニで銃の販売など…これは大穴の先にある世界のコンビニのラインナップですよ?

 すでにあちらの世界の矯正力が働き、いくつかのモノが形のを変えています。あなたは堕天寸前でしたから察知能力が落ちていたのかも知れませんが、全く気が付かなかったのですか?」


「いつの間にか平和ボケを…」


「まぁそこはひとまず置いておきましょう。

 私は大穴を通るイナゴを追いかけてこの原初の世界に戻りました。あちらの世界、仮に『ホールズ』と名付けておきます。

 『ホールズ』からの先遣隊であるイナゴは闇に生きる者で日中は活動しません。

 私はイナゴの殲滅を優先して行動していたのですが、装備品やアイテムを消耗しきった所でナイナイと出会いました」


 話を聞く限りメチャメチャ過ぎる。

 実際にイナゴに襲われていなかったら到底信じられない話だったろう。


 色々と気になる事しかないが、とにかくヤタを救えた事は良かったのだと思えた。


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