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雨森弥太郎は騒がない〜真夜中に拾った少女〜  作者: 猫背族の黑
第一章『真夜中の少女』
12/100

■アパート_廊下/11/12/01:40■

 少女を起こさないよう静かに玄関ドアを閉め鍵をかける。


 気にしすぎな気もするが、階段も音をたてないようにして降りた。


 この短時間の出来事は夢なのでは無いかと思えるくらいおかしな話だ。


 終電を逃して酔い潰れている都会の酔っ払いとか、そういう日常と化しているようなものでは無い。

 猫を拾うとかでもないし、落ちている洗濯物を拾うとかでもない。そんな事だって滅多にないまれな事なのに、何故こんな田舎の深夜に薄着で裸足の少女なんだ。


 深夜の身を切るような寒さがダウンコートを着ていても襲ってくる。この寒さからすぐに守ったという事だけは少女を招き入れた判断としては正しかったと思いたい。


 「ゴンさんどうしてるかなぁ…アニメの時間に来るとか変に怪しまれないだろうか…」


 腕時計を確認しつつ暗い夜道を歩いていくと、コンビニが遠目で分かるほど明るく光っているのが見えてきた。


 夜は誰も利用しなくて暇過ぎるとゴンさんは嘆いていたけど、やっぱりいざという時に開いている安心感は凄いと思う。


「な、なんだこれ」


 コンビニに近いてい行くと、異常事態が起きていた。


 暇なはずの深夜にお客さんが押し寄せていた…

 

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