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反省ができないあなたとそれを叱らないといけないあなたへ

作者: まなた

「あー、すいません」

今日もそんな声が聞こえる。


「なんでこんなことをしたの?」


「覚えてません」

頭をポリポリ。


そんな日常をのんびりと見つめる自分がいる。


怒った人間は私のところに来る。


「なんであの人は何にも響かない?どうすればいいの?」

彼女は初めての指導者の立場になる。

悩むことも多いだろう。よりにもよって何を言っても響かない人。

私が指導したとしてもなかなか難しい人だろう。


そこで私はこんな3択を言ってみた。


「とことん怒ってみる。完全放置。小さな子供を諭すように接する。どれが一番いいと思う?」

彼女は後者を選ぶ。


「おそらくどれも不正解かな。相手はプライドが高いから怒っても響かない。完全放置は暴走をする。子供を諭すはそれこそプライドが許さない」


「じゃあどうすればいいんですか?」

と彼女はさらに質問をしてくる。


「失礼な話をしよう。彼のことをとことん哀れに思ってみて。ああ、可愛そうな人だと。少なくともそういう風に見れば君のイライラは減ると思うよ。何をやっても響かないなら自分を守るのが一番の近道。その中でこうすればいいと冷静に判断できるかもしれないよ」

そんな中身のないアドバイスをしてみました。

彼女は何かを納得したよう満足をして私のもとを去る。


本当の正解は1度どん底まで落とすことだろう。

でも彼女にはそれは出来ないだろう。



さて、問題の彼の仕事に対しての姿勢を聞いてみた。

「めんどくさいんですよねぇ」ヘラヘラ。

「また、誰々に怒られるから気を付けないと」ヘラヘラ。

うん、このこは自分を振り返らないのだな、変えるきっかけを見つけることができないんだな。いやそもそも変わらないといけないとも思ってないのだろう。

答えなんて持っていないのだろう。

もし答えを迫られても何も答えられないのだろう。


それを聞いて指導者にアドバイスした内容が指導者を楽に出来たのかなと少し感じた。


私は傍観者。双方から聞かれたらそれなりのことは答える。

でもそれは私の役目ではない。

答えは双方で出しあってね。





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