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少女神章  作者: 天海(アマミ)
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第一話「血に流れる祖の記憶」

挿絵(By みてみん)第一話「ながれる記憶きおく


 ひたいひろがるてつ生臭なまぐさいにおいが今日きょう彼女かのじょはないやなほどにまとわりつく...

あたりはくらくまだてんにはほし枝垂しだざくらかっている。そんななか彼女かのじょかたなで、


        かみ


 よるかみの『』がにぶくなってかりりやすい。

いまのうちにらしておかなければ明日あすには


〔?〕「たたる...」


ただひたすらにかみ寝首ねくびをかく。

むせかえりそうなかえなんてにしていられない、いのちまもるにはそれしかい...


 つめたいかぜほほすとける合図あいずだ。

その瞬間しゅんかん彼女かのじょ唯一ゆいいつ安心あんしんできる時間じかん安堵あんどめながら彼女かのじょるのだった...


 まだくらいが自分じぶんいえさがすのは容易たやすい、両親りょうしん稽古けいこたしかにきびしかったが、こういう場面ばめんではがたさがにしみる。


 いえまえにはひゃくもの石階段いしかいだんつらなっているが、もうかえりたい気持きもちひとつで一心不乱いっしんふらんがる。寝床ねどこにつき、

そうして今日きょうというわるのだった...


       彼女の名は...


        山神やまがみ しずく



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